QTモバイル(QTmobile)はドコモ回線とau回線を選んで契約できるのが特徴の格安SIMです。
端末のキャッシュバック付き販売や月額料金割引キャンペーンなど、ユーザーがお得に利用できるサービスが多数展開されているのが特徴です。
契約を検討している方は、参考にしてみてくださいね。
QTモバイル(QTmobile)とは?
QTモバイル(QTmobile)は、九州電力グループの通信会社であるQT netが手がける格安SIMのサービスです。
格安SIMにはあまり有名ではない会社が手がけるものも色々あり、中には怪しいものもあります。しかしQTモバイル(QTmobile)母体が大きいため、安心ですね。
QTモバイル(QTmobile)の6つのメリット
続いて、QTモバイル(QTmobile)のメリットを解説します。
全体的に料金面でのメリットが豊富なので、QTモバイル(QTmobile)はスマホ代を徹底的に削減したい人向けの格安SIMであると言えますね。
ドコモ回線とau回線のどちらかを選べる
QTモバイル(QTmobile)では、契約時にドコモ回線のDタイプとau回線のAタイプを選んで契約できます。
月額料金の設定は同じですが、AタイプならSMS対応のデータ通信専用SIMを、Dタイプのデータ通信専用SIMと同じ料金で契約できます。
Dタイプならドコモのスマホ、Aタイプならauのスマホを使い回せます。
もし手元に対応するスマホがあるならスマホを新しく購入する必要がなく、格安SIMへの乗り換えでかかる費用を抑えられますね。
Dタイプでは低速モードを利用し、通信量を節約できる
QTモバイル(QTmobile)のDタイプでは、低速モードを利用して通信量を節約することもできます。
専用アプリを使って速度を低速に制限すれば、その間は契約している高速通信用の通信量を消費しません。
QTモバイル(QTmobile)は1GBから30GBまでの幅広いラインナップから通信量を選んで契約できますが、低速モードも活用すれば契約したプランよりさらにたくさん通信することができます。
月額料金の設定が安い
QTモバイル(QTmobile)は、月額料金が安いことも特徴です。
ドコモなどの大手キャリアに比べて安いだけでなく、格安SIMの中でも月額料金は抑えられています。
例えば3GBの音声通話対応SIMは平均月額1,600円(税抜)で展開されていますが、QTモバイル(QTmobile)なら1,550円(税抜)です。
【音声通話SIM】
データ容量 | 通常料金 |
1GB | 1,450円 |
3GB | 1,550円 |
6GB | 2,250円 |
10GB | 3,260円 |
20GB | 4,900円 |
30GB | 6,900円 |
【データSIM】
データ容量 | 通常料金 |
1GB | 800円 |
3GB | 900円 |
6GB | 1,550円 |
10GB | 2,560円 |
20GB | 4,200円 |
30GB | 6,200円 |
また、利用開始月~13ヶ月目までの料金が安くなるキャンペーンなどやっていたりするので、キャンペーン期間に契約できればより安く利用できます。
徹底的にスマホ代を下げたい人にも、QTモバイル(QTmobile)はおすすめできますね。
セット購入できる端末のバリエーションが豊富、端末割引もあり
QTモバイル(QTmobile)は、セット購入できる端末がたくさんあります。
arrows M04やZenFone 3といったSIMフリースマートフォンだけでなく、タブレットやガラケー、モバイルWi-Fiルーターも販売されています。
さらに自宅で九州向けのインターネットサービスBBIQやBBIQの光テレビなどを使用している場合、端末の割引(請求金額からの差し引きという形でのキャッシュバック)もあります。
たくさんの機種の中から目当てのものを安く購入できるので、九州地方に住んでいる人は必見ですね。
キャンペーンでお得に契約できることもある
QTモバイル(QTmobile)では、新規契約者向けにキャンペーンを展開していることもあります。
例えば2017年の9月から11月まで展開されているオータムキャンペーンでは、月額料金が利用開始月から13ヶ月間割引となっていました。
豪華なキャンペーンの存在も、QTモバイル(QTmobile)の魅力ですね。
オプションのサポートが充実している
QTモバイル(QTmobile)には、以下のようなサポート系オプションが用意されています。
・スマホを壊してしまっても修理・交換ができる端末補償ワイド
・子供に使わせるためのフィルタリングサービスであるスマホファミリーサポート
・わからないことを問い合わせたり、データの保護やバックアップができたりするスマホ安心サポート
スマホにあまり詳しくない人でも利用しやすく、日々安心して使えるサポートが整っているのもQTモバイル(QTmobile)のメリットと言えるでしょう。
QTモバイル(QTmobile)の7つのデメリット
続いてデメリットを紹介します。デメリットは地方中心に展開されていることや、通話サービスの内容が中心ですね。
九州以外の人はあまり割引などの恩恵を受けられない
QTモバイル(QTmobile)は九州電力グループの会社が展開していて、端末代を割引にできるサービスなどは九州向けのインターネットサービスBBIQの契約が全体となっています。
九州以外に済んでいる人からすると端末割引などが適用できないので、ややメリットが薄い格安SIMになってしまっているのが第1のデメリットと言えるでしょう。
タイプAは直近3日間で3GB以上通信すると速度制限がかかる場合がある
QTモバイル(QTmobile)のタイプAでは、直近3日間につき3GB以上通信すると速度制限がかかる場合があります。
またタイプAには、専用アプリから速度を切り替えられる機能がないことも覚えておきたいですね。
タイプDは低速通信中の通信量制限がある
QTモバイル(QTmobile)のタイプDは直近3日間ごとの高速通信量に制限がありません。
しかし低速通信中は、直近3日間に366MB以上通信すると低速通信中に速度制限がかかる場合があります。
低速通信は便利なサービスですが、使いすぎに注意しなければいけませんね。
専用アプリ利用時の通話料金が、他社の同様なサービスほど安くない
QTモバイルの専用アプリから発信すると、本来30秒20円の通話料金が15円になります。
これ自体はお得なのですが、楽天モバイルやIIJmioなど他社では同様の通話料金割引サービスで30秒10円で通話できます。
九州を中心に展開していることもあり、速度やサービスの評判が少ない
QTモバイル(QTmobile)は、速度やサービスに関する評判があまり見受けられません。
九州を中心に展開されているので、九州以外の利用者はそれほど多くないためでしょう。
サービスは公式サイトなどを見ればわかりますが、速度については実際に自分で契約して確かめてみるしかありません。
かけ放題の分数が5分と短め
QTモバイル(QTmobile)では月額850円(税抜)の5分かけ放題オプションを展開していて、専用アプリから発信することで5分以内の通話はかけ放題、超過分は30秒15円で請求されるしくみです。
このオプション自体は悪くありませんが、OCNモバイルONEやLINEモバイルなど10分かけ放題のオプションを提供している格安SIMも見受けられるため、お得度はイマイチですね。
解約が電話対応
ネット上で簡単に解約できないのも、QTモバイル(QTmobile)のデメリットと言えるでしょう。
またタイプDを契約する場合は、解約時にSIMカードの返却も必要になります。
まとめ
QTモバイル(QTmobile)は九州電力グループの会社が手がけていることもあり、九州に住んでいる人にはメリットの多い格安SIMです。
そして九州に住んでいなかったとしても、月額料金の安さや販売している端末の豊富さは魅力ですね。
ただし通話面では他社に比べて料金やサービス内容でイマイチさが目立つこと、そしてタイプDとタイプAそれぞれにある通信量に関する制限に注意が必要です。
また評判もネット上にはあまり見受けられないので、最終的には自分で契約してサービスを確かめるしかないことにも要注意です。