OCN モバイル ONEはNTTコミュニケーションズが提供する格安SIMです。
1日の通信量が決まっているライトユーザーであればお得に利用できます。
その他にも低速が無制限に使えたり、通話オプションが複数用意されていたり、複数のSIMカードで容量シェアができたりと、サービス内容が充実しています。
この記事の見出し(ジャンプできます)
- 1 「OCN モバイル ONE」の特徴とメリットを徹底解説!
- 1.1 無制限で200kbpsの低速モードが使える
- 1.2 初期費用が安い!スマホとセット購入なら初期費用が無料
- 1.3 初月の月額料金が無料&初月にプラン変更もできる
- 1.4 IP電話「050 plus」を音声SIMなら月額無料、データSIMなら半額で利用できる!
- 1.5 かけ放題オプションも豊富
- 1.6 支払い方法は口座振替にも対応
- 1.7 名義変更は契約中でも可能
- 1.8 プランは高速・低速、日単位、月単位の豊富なバリエーションの中から選べる
- 1.9 余った通信容量を月単位コースは翌月、日単位コースは翌日に繰り越し
- 1.10 「容量追加オプション」は月単位、日単位コース共に利用可能!
- 1.11 SIMカードは最大5枚まで持つことが可能
- 1.12 3日間の通信速度制限がない
- 1.13 高速通信容量の節約に使える「ターボ機能」
- 1.14 OCN光サービスとセットで利用なら月額利用料が毎月200円割引
- 1.15 カウントフリー機能でOCNの対象アプリなら通信容量を消費しない
- 1.16 その他「OCNモバイルONE」の特徴とメリット
- 2 「OCNモバイル ONE」の注意点やデメリットも徹底解説
- 3 こんな人には「OCNモバイルONE」がおすすめ
- 4 こんな人は「OCN モバイル ONE」を選ばないほうがいい
- 5 「OCN モバイル ONE」の料金プラン
- 6 「OCN モバイル ONE」で購入できるSIMフリースマホ
- 7 「OCN モバイル ONE」の解約方法と注意点
- 8 まとめ
「OCN モバイル ONE」の特徴とメリットを徹底解説!
無制限で200kbpsの低速モードが使える
(出典:OCNモバイルONE)
OCN モバイル ONEは高速通信を使い切っても最大200kbpsの低速モードを無制限に使えます。
しかも低速時でも一定容量までは高速通信で読み込んでくれる「バースト転送」にも対応しています。テキスト中心のWebサイトやSNSくらいであれば低速でも快適に利用できます。
初期費用が安い!スマホとセット購入なら初期費用が無料
OCN モバイル ONEではSIMカードとスマホをセット購入することができます。
初月の月額料金が無料&初月にプラン変更もできる
OCN モバイル ONEは初月の月額料金が無料です。
さらに初月からプラン変更が可能です。
格安SIMでは自分に合ったプランを使うのが大事ですが、OCN モバイル ONEなら1ヶ月無料で試して次の月から自分に合ったプランに変更する、といったことが可能なので無駄がありません。
IP電話「050 plus」を音声SIMなら月額無料、データSIMなら半額で利用できる!
「050 Plus」はNTTコミュニケーションズが提供するIP電話サービスです。
本来なら月額300円の基本料がかかりますが、OCN モバイル ONEの音声SIMなら無料で、データSIMなら半額の150円で利用できます。
050 Plusなら050 Plusアプリ同士や提携プロバイダとは無料で通話ができますし、固定電話なら3分8.64円、携帯電話なら1分17.28円という安さで通話ができます。
たまにしか電話をしない人や、通話料をとにかく安くしたいという人におすすめです。ただしIP電話ですので通話品質は少し劣ります。
かけ放題オプションも豊富
沢山電話する人にはかけ放題オプションの方がメリットがあります。
月額 | 内容 | |
10分かけ放題 | 850円 | ・10分以内の国内通話が何度でも無料 |
トップ3かけ放題 | 850円 | ・その月の国内通話料上位3人(3番号)の通話料が無料に |
かけ放題ダブル | 1,300円 | ・まず10分かけ放題が適用される ・それでも10分を超えて有料になった国内通話料上位3人(3番号)の通話料が無料に |
OCNでんわというアプリで電話回線を利用しますので、通話品質は高いです。
オプションが豊富なので、多くの人に合いやすくなっています。
支払い方法は口座振替にも対応
格安SIMの多くは支払い方法がクレジットカードしかありません。そのため、クレジットカードを持っていない人は申し込むことができません。
しかし、OCN モバイル ONEはクレジットカードに加えて口座振替にも対応しています。クレジットカードなしで申し込めるので、主婦や学生でも手軽に申し込めます。
名義変更は契約中でも可能
OCN モバイル ONEは契約中に名義を変更することができます。
契約者が死亡して引継ぐ場合や、未成年の時に親の名義で契約したが、成人したので子供の名義に変更したい場合などに便利ですね。
プランは高速・低速、日単位、月単位の豊富なバリエーションの中から選べる
OCN モバイル ONEではあらゆるバリエーションの料金プランが用意されています。
その中でもとくに珍しいのが「日単位」のプランです。
格安SIMでは「5GB/月」「7GB/月」といったように月単位でデータ通信量が割り振られるのが一般的ですが、日単位プランは「110MB/日」「170MB/日」といったように毎日データ通信量が割り振られます。
データ通信量を使い切って速度制限がかかっても翌日には解除されるので、日によって利用するデータ通信量にバラつきがある人でも安心です。
また、月単位プランにも低速な代わりに15GBという大容量のデータ通信を安く利用できる「500kbpsコース」もあります。大容量プランを使いたいが、通信速度よりも安さを重視する人に向いています。
余った通信容量を月単位コースは翌月、日単位コースは翌日に繰り越し
OCN モバイル ONEでは余った通信量を繰り越しできます。
月単位コースは翌月に、日単位コースは翌日に繰り越されるので、余ったデータ通信量も無駄なく利用できます。
「容量追加オプション」は月単位、日単位コース共に利用可能!
OCN モバイル ONEには容量追加オプションが用意されており、データ通信量を使い切ったあとの速度制限を解除できます。
料金は540円で、月単位コースの場合は0.5GBの容量が追加で利用でき、日単位コースの場合は当日に限り無制限に使い放題になります。
とくに便利なのが日単位コースですね。普段は使い切ることがなくても、旅行や出張などでどうしても足りない場合に容量追加を行えば、その日は通信容量を気にせず高速通信を使えます。
SIMカードは最大5枚まで持つことが可能
OCN モバイル ONEでは4枚までSIMカードを追加することができ、最大5枚のSIMカードで容量をシェアすることができます。
家族で格安SIMを利用する場合や、タブレットやゲーム機など複数の端末で利用したい人などにおすすめです。
3日間の通信速度制限がない
OCN モバイル ONEでは3日間の通信速度制限がありません。
高速通信時は月間の通信量を越えない限りは短期間にどれだけ通信を行っても速度制限にかかりませんし、低速時はいくら使っても速度制限がかかりません。
高速通信容量の節約に使える「ターボ機能」
OCN モバイル ONEには高速通信のオン/オフを切り替える「ターボ機能」があります。
ターボ機能をオフにすることで、高速通信がオフになり、最大200kbpsの低速モードになります。低速モード時はデータ通信量を一切消費しなくなります。
ターボ機能のオン/オフは公式アプリ「OCN モバイル ONEアプリ」からワンタッチで切り替えることができます。
OCN光サービスとセットで利用なら月額利用料が毎月200円割引
OCN モバイル ONEはNTTコミュニケーションズの光回線「OCN光」とセットで契約すると「OCN光モバイル割が適用され、月額料金が200円割引されます。
すでにOCN光を利用している場合は、スマホもOCN モバイル ONEにすることでよりお得になります。
カウントフリー機能でOCNの対象アプリなら通信容量を消費しない
OCN モバイル ONEには、対象となるサービスを利用した際の通信量がカウントされなくなる「カウントフリー」機能があります。
対象となるサービスは以下の通りです。
(出典:OCNモバイルONE)
・050 Plus
・マイポケット
・モバONEアプリ
これらのサービスはどれだけ利用してもOCN モバイル ONEのデータ通信量を消費しません。
その他「OCNモバイルONE」の特徴とメリット
OCN モバイル ONEにはこのほかにもたくさんの特徴とメリットがあります。
・全国82000ヵ所で利用できる無料Wi-Fiスポット
・Wi-FiルーターやUSB通信端末のレンタルが可能
・ドコモFOMA・Xiエリアに対応
・OCNモバイルONEはシェア1位
・最低利用期間が6ヵ月と短く違約金も他社より安い
この中でも特筆すべきは最低利用期間が短いことです。
他の格安SIMでは短くても1年、長いものでは2年間の最低利用期間が設定されていますが、OCN モバイル ONEは6ヶ月と短いです。
もしサービス内容に不満があったり、他に魅力的な格安SIMが出てきたりしても、比較的早く解約することができます。
公式サイト:OCNモバイルONE
「OCNモバイル ONE」の注意点やデメリットも徹底解説
月額料金は他社と比べて少し高い
OCN モバイル ONEは他社と比べると月額料金が高いです。
1ヶ月で見れば数百円の差ですが、長期間使えば数千円の差になります。その分だけサービス内容は充実していますが、価格の安さを重視する場合は注意が必要です。
通信速度が快適な速度ではない(速度データあり)
OCN モバイル ONEは通信速度があまり速くありません。格安SIMの中でもとくに利用者数が多く、回線が混雑しやすいからです。
お昼や夕方といった時間帯になると動画視聴やゲームを利用するのは難しいですし、SNSやWebページの表示にも少し時間がかかります。
朝や深夜になればある程度快適に利用できますが、それでもYouTubeを高画質で再生すると読み込みに時間がかかったり途中で止まったりします。
実際に速度測定した結果を載せます。(Speedtest.net(Ookla))
OCNモバイルONE | 10時 | 12時 | 20時 |
ダウンロードMbps | 23.81 | 4.89 | 4.76 |
アップロードMbps | 21.33 | 13.41 | 28.32 |
基本的に見ておけばいいのはダウンロードの方です。
5Mbps程度あれば大抵のことはできるといわれています。
測定をしたときには結構いい値がでましたが、お昼は体感的にはもう少し遅い感じがします。
業界最速レベルのUQモバイルとも比較してみました。
ダウンロードMbps | 10時 | 12時 | 20時 |
OCNモバイルONE | 23.81 | 4.89 | 4.76 |
UQモバイル | 91.94 | 40.85 | 63.76 |
こうして比較すると一目瞭然ですね。
その他の格安SIMに関しては毎月こちらで測定しています。
⇒【14社MVNO】格安SIMの通信速度をグラフで比較|速くて快適なのはどれ?
キャリアメールがない
これはOCN モバイル ONEというより格安SIM全般に言えますが、キャリアメールが利用できません。
OCN モバイル ONEでメールを利用する場合はGmailやYahoo!メールといったフリーメールで代用することになります。
こんな人には「OCNモバイルONE」がおすすめ
OCN モバイル ONEは次のような人におすすめです。
毎日の通信量が決まっているライトユーザー
OCN モバイル ONEの日単位コースは利用できる通信量は多くありませんが、価格が安いです。
したがって、毎日の通信量がある程度決まっているライトユーザーなら、日単位コースを利用することで価格を抑えながら快適に利用できます。
低速通信を無制限に使いたい人
OCN モバイル ONEは低速通信を無制限に使えます。
音楽配信サービスやインターネットラジオなどは低速でも快適に利用できるので、こういったサービスを、速度制限を気にせず長時間利用したい人には低速通信が無制限に使えるOCN モバイル ONEがおすすめです。
特定の人とだけたくさん電話する人
OCN モバイル ONEには2つの通話オプションがありますが、その中でも通話料上位3番号の通話料が無料になる「トップ3かけ放題」は現段階ではOCN モバイル ONEにしか用意されていません。
10分かけ放題など特定の時間だけ無料になる通話オプションを用意している格安SIMが多いですが、特定の人とだけたくさん電話する場合はトップ3かけ放題の方がおすすめです。
こんな人は「OCN モバイル ONE」を選ばないほうがいい
逆に、次のような人はOCN モバイル ONEを選ばないほうが良いでしょう。
通信速度を重視する人
OCN モバイル ONEは通信速度があまり速くありません。
ブラウジングやSNS、LINEくらいであれば問題ありませんが、ゲームや動画視聴などを頻繁に利用する人だとストレスを感じてしまいます。
通信速度を重視する場合は速度が速い格安SIMを選びましょう。
⇒【14社MVNO】格安SIMの通信速度をグラフで比較|速くて快適なのはどれ?
携帯代金をとにかく安くしたい人
OCN モバイル ONEの料金は格安SIMとしては高めです。
大手キャリアと比べると安いですが、格安SIMの中にはもっと安いものもたくさんあります。
OCN モバイル ONEはサービス内容が充実した格安SIMですが、価格を重視する場合は他の格安SIMを選んだほうが良いでしょう。
公式サイト:OCNモバイルONE
「OCN モバイル ONE」の料金プラン
OCN モバイル ONEの料金プランは以下の通りです。
コース | 月額料金 | ||
音声SIM | SMS対応SIM | データ通信専用SIM | |
110MB/日 | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
170MB/日 | 2,080円 | 1,500円 | 1,380円 |
3GB/月 | 1,800円 | 1,220円 | 1,100円 |
6GB/月 | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB/月 | 3,000円 | 2,420円 | 2,300円 |
20GB/月 | 4,850円 | 4,270円 | 4,150円 |
30GB/月 | 6,750円 | 6,170円 | 6,050円 |
500kbps(15GB/月) | 2,500円 | 1,920円 | 1,800円 |
【オプションの料金】
オプション | 月額料金 |
10分かけ放題※ | 850円 |
トップ3かけ放題※ | 850円 |
かけ放題ダブル※ | 1,300円 |
留守番電話※ | 300円 |
キャッチフォン※ | 200円 |
050 Plus | 音声SIM:無料 データSIM:150円 |
あんしん補償※ | 500円(利用開始月は無料) |
マイセキュア | 1ライセンス:250円 3ライセンス:500円
(利用開始月は無料) |
あんしんモバイルパック | 640円(利用開始月は無料) |
※音声SIMのみ利用可能
【その他にかかる費用】
初期費用 | 3,000円 |
SIMカード手配料 | 394円 |
SIM変更手数料 | データSIM:1,800円 音声SIM:3,000円 |
容量シェア初期費用 | 新規で同時申し込み:無料 |
追加で申し込みの場合
データSIM・SMS対応SIM:1,800円/枚 音声SIM:3,000円/枚 |
|
容量シェア月額料金 | データSIM:400円
SMS対応SIM:520円 音声SIM:1,100円 |
MNP転出手数料 | 3,000円 |
「OCN モバイル ONE」で購入できるSIMフリースマホ
OCN モバイル ONEで購入できるSIMフリースマホは以下の通りです。
・g06+
・g07
・g07+
・HUAWEI P10
・HUAWEI P10 lite
・HUAWEI nova lite
・FR7101AK
・arrows M04
・ZenFone Live
・VAIO Phone A
・Fleaz Que
「OCN モバイル ONE」の解約方法と注意点
「OCNモバイルONE」の解約手順
OCN モバイル ONEの解約はOCNの会員ページから行えます。
会員ページから「料金/手続き」→「OCNサービスの解約」→「解約手続きへ進む」→「光・ADSL・高速 モバイル・ホット スポット等一部料金プランのご解約」の順に進み、「OCN解約」を選択します。
あとは画面の指示に従っていくだけで解約できます。
解約時の注意点
OCN モバイル ONEを解約する際は以下の3つにご注意ください。
・SIMカードの返却は必須
・解約時期に注意
・「050plus」は自動で解約されない
OCN モバイル ONE解約後にはSIMカードを返却しないといけません。解約手続きが終わったら、速やかに返却しましょう。
また、解約時期にも気を付けましょう。OCN モバイル ONEの音声SIMには6ヶ月の最低利用期間があり、その間に解約すると8,000円の違約金が発生します。
OCN モバイル ONEを解約する際に忘れやすいのが「050 Plusの解約」です。OCN モバイル ONEを解約しても、050 Plusは自動で解約されません。
050 Plusは050 Plusアプリの設定から解約できます。OCN モバイル ONEの解約と同時に050 Plusも今後は利用しない、という場合は050 Plusの解約も忘れないようにしましょう。
まとめ
OCN モバイル ONEはサービス内容が充実している格安SIMです。余った通信量の繰り越しやバースト機能、容量チャージ、かけ放題オプションなど、格安SIMに必要な機能は一通り揃っています。
日単位のコースやトップ3かけ放題といったOCN モバイル ONEならではの独自サービスがあるのも魅力的です。
通信速度はあまり速くなく、価格も高めというデメリットはありますが、この2点が気にならないようであれば間違いなくおすすめです。
公式サイト:OCNモバイルONE