(出典:楽天モバイル)
Huawei(ファーウェイ)は、日本においても積極的に端末を販売している中国のメーカーです。
2017年にもnovaシリーズやP10シリーズなど様々なスマートフォンを発売しているHuaweiですが、P10 liteはその中でも人気が高い機種です。ちなみに、筆者も所有しています。
今回は、Huawei P10 liteのスペック評価や評判について、そしてメリット・デメリットも詳しく解説します。購入を検討している方は、参考にしてみてくださいね。
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Huawei P10 liteのスペックは?性能を評価
(出典:楽天モバイル)
まずはHuawei P10 liteのスペックをチェックしてみましょう。以下の表をご覧ください。
税抜価格(楽天モバイル) | 29,980円 |
OS | Android 7.0 |
CPU | Kirin658 |
メモリ | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB |
画面 | 5.2インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:1,200万画素
インカメラ:800万画素 |
重さ | 146g |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
スペックは全体的に、価格とのバランスを考慮すると高めとなっています。「コストパフォーマンス」の高い端末ですね。
ストレージ容量32GBのボリュームが最大のメリット
何と言っても見逃せないのが、ストレージ容量です。
安価なAndroidスマートフォンはストレージ容量が16GBや8GBと少ないものも多く、アプリや写真等のデータをあまり保存できません。
例えばHuawei P10 liteの前機種というべきP9 liteやnova liteは、ストレージ容量が16GBに設定されています。
OSのデータなどもあるので実際に32GBフルで使えるわけではありませんが、仮に25GB使えるとすると100MBのアプリなら250本もインストールできるわけです。
もちろん他のもっと高価なスマートフォンの中には64GBなどさらにストレージ容量が大きいものもあるわけですが、2〜3万円の安さで32GBを実現しているのは素晴らしいですね。
CPUはゲームにやや不利だが、最適化されているアプリもある
Huawei P10 liteのCPUはKirinという、Huawei独自のCPUです。ネットサーフィンや動画再生などの用途には、全く問題ありません。メモリも3GB搭載で、サクサク動きます。
しかしこのKirinのCPUは一般的に使われている「Snapdragon」ではないため3D表示がやや不得意、一部のゲームアプリなど画面が乱れたり、快適に動作しないこともあります。
そのため2017年初頭頃までは、CPUがKirinであることがデメリット寄りでした。
ただしHuawei端末の普及が日本で進んできたこともあり、もともと非対応だったゲームアプリがKirinに最適化されるなど状況は変わってきています。
ゲームで遊ぶ機会が多い人は一応注意は必要ですが、CPUがKirinであることがデメリットとは言い切れなくなりました。
カメラ映りは悪くないが、もっとカメラ性能が高いスマホはたくさんある
InstagramやLINEなど、画像をやり取りするアプリが流行っているので、カメラ性能が気になる方もいるでしょう。Huawei P10 liteのカメラ性能は、悪くありません。
ただしHuaweiではカメラ性能を重視したP10やP10 Plus、Mate9など様々なスマートフォンがあるので、それらに比べるとどうしても機能的にも性能的にもイマイチです。
しかしカメラで一眼レフやミラーレスのような立派な写真をたくさん撮りたいなら、同じHuawei端末でもP10など他の機種がおすすめです。
総合的に、性能は満足度が高い
筆者も実際に毎日Huawei P10 liteを使っていますが、性能不足を感じてガッカリしたことはありません。
ゲームアプリでバリバリ遊ぶなどスペックが高くなければ困るタイプの人でなければ、とくに性能について不満を持つことはないでしょう。
安くて使えるスマホが欲しい人には、Huawei P10 liteをおすすめしたいですね。
Huawei P10 liteの4つのメリット
続いて、スペックを除いたHuawei P10 liteの様々なメリットを解説します
ドコモ、au、Y!mobileでバッチリ使える
まず対応する回線の多さは、メリットとして挙げられますね。
SIMフリー端末でも、中にはドコモ回線のSIMでしか使えないなどの制限があるものはたくさんあります。
つまり端末を買ってから、自分の契約した格安SIMで使えないことに気付く場合もあるわけです。
契約している格安SIMに不満を持ったら、利用している回線については気にせず乗り換えてしまってOKですよ。
端末デザインに高級感があり、ケース付属で背面をガードもできる
(出典:楽天モバイル)
デザインに対する感想は人それぞれけっこう異なってくるので難しいですが、筆者としては、Huawei P10 liteの端末デザインには高級感があると感じられます。
とくにサファイアブルーカラーは、光の当たり方で鮮やかな青だったり深みのある濃い青だったりとイメージが変化するのが面白いと感じています。
そしてもう一つ嬉しいのが、ケースが付属することです。
本体を傷などから守るため、スマホを買う際は別途ケースを買いますよね。つまり端末が安くても別にケース代がかかってしまうわけです。
しかしHuawei P10 liteならケースが付属しているので、追加で支払う料金が抑えられます。
安いながらも高級感があり、本体をガードする手段も提供されているのはHuawei P10 liteのメリットです。
ただし付属のケースはプラスチック製で、そこまで頑丈なものではありません。よりしっかりと本体をガードしたいなら、別途ケースを購入するのも検討した方が良いですね。
指紋認証で画面ロック解除が高速
(出典:楽天モバイル)
Huawei P10 liteの背面には指紋認証センサーが搭載されています。上の画像の四角い部分です。
指紋認証ですぐに画面ロックを解除できるのも、メリットとして挙げられるでしょう。
実際に使ってみて魅力的に感じられるのは、その指紋認証のスピードの速さと精度の高さです。
私は普段iPhone SEをメインの機種として使っていて、Huawei P10 liteはサブスマホです。
メインで使っているiPhone SEと比べると、明らかにHuawei P10 liteの方が画面ロック解除のスピードは高速です。
しかもiPhone SEだとたまに指紋の読み取りに失敗するのですが、Huawei P10 liteは全くと言っていいほど認証に失敗することがありません。
Huawei P10 liteはiPhone SEの半額程度で買えるのに、指紋認証についてはHuawei P10 liteの方が有利なのです。
指紋認証センサーの快適さは、Huawei P10 liteを選ぶ大きなメリットと言えるでしょう。
利用者からの評判も上々
Amazonのカスタマーレビューを確認すると、星の数は4.5。84個のカスタマーレビューのうち54個が星5。つまりレビューを書いた人の過半数が高評価しています。
SIMフリースマホは星の数ほどあり、中には評判を聞かない機種もたくさんあります。しかしHuawei P10 liteなら評判の数が多く、全体的に好評なので安心して買えますね。
Huawei P10 liteの2つのデメリット
最後に、Huawei P10 liteを購入する前に注意したいデメリットについて解説します。
あくまで2〜3万円のスマホ、スペックの高さ重視なら他を検討したい
Huawei P10 liteは評判が良く、コスパも高い端末です。しかし注意しておきたいのは、「あくまで販売価格は2〜3万円」であることですね。
どんなゲームアプリも快適に動かしたい、あるいは高額なカメラ性能の端末が欲しいなど、スペックの高さを徹底追及する人には、Huawei P10 liteはおすすめできません。
Huawei P10 liteよりもスペックが高いスマホ自体はいくらでもあるので、あくまでも2〜3万円程度という限られた予算内で性能が高い機種を求める人におすすめです。
画面にすぐ傷がついたので、液晶保護フィルムは必須(経験談)
実際に使っていての経験談なのですが、Huawei P10 liteを一度リュックに入れて持ち歩いたらそれだけでけっこう大きな傷が入ってしまいました。
Huawei P10 lite以外のファーウェイ端末だと最初から液晶保護フィルムが貼られていることも多いのですが、Huawei P10 liteは液晶保護フィルムがありません。
Huawei P10 liteを綺麗な状態で使い続けたいなら、購入時に同梱のケースをつけただけで満足してはいけません。
液晶保護フィルムも購入し、しっかり貼ってガードしましょう。
まとめ
Huawei P10 liteはコスパが高く、快適に使えるSIMフリースマートフォンです。
機種が多くてどれを買えばいいかわからない格安スマホの初心者は、ひとまずHuawei P10 liteを選んでおけばOKと言っても良いくらい満足度が高い端末ですね。
あくまで販売価格は2〜3万円程度なので、徹底的にハイスペックな機種が欲しい人にはおすすめしません。
しかし安いながらもある程度快適に使える端末が欲しいなら、Huawei P10 liteが最適でしょう。