ドコモ回線の格安SIMであるエキサイトモバイルは、最適料金プランと定額プランの2種類を選んで契約できるのが特徴です。
契約を検討している方は、参考にしてみてくださいね。
エキサイトモバイルとは?
エキサイトモバイルは、ドコモ回線の格安SIMです。ドコモから回線帯域の一部を借りて運営しているので、ドコモ端末やSIMフリー端末で利用できます。
エキサイトモバイルは大手インターネット系サービス会社のエキサイトが手がけている格安SIMで、BB.exciteモバイルLTEの後継的存在です。
格安SIMの中には契約が可能な店舗を運営しているものも多数存在していますが、エキサイトモバイルはウェブサイト上での契約手続きのみを採用しています。
エキサイトモバイルの料金プラン
エキサイトモバイルは、格安SIMの中でも珍しい従量課金制のプランを展開しています。通常の定額プランもありますので、その辺りを解説します。
また各コース3枚のSIMで高速データ容量をシェアできます。
最適料金プラン(従量課金制)
こちらは使った分だけ料金が追加されていきます。
高速データ (/月) |
1枚コース (税抜) |
3枚コース (税抜) |
低速通信のみ | 500 円 | — |
~100MB | — | 1,050 円 |
~500MB | 630 円 | 1,100 円 |
~1GB | 660 円 | 1,180 円 |
~2GB | 770 円 | 1,340 円 |
~3GB | 880 円 | 1,550 円 |
~4GB | 1,150 円 | 1,780 円 |
~5GB | 1,450 円 | 1,890 円 |
~6GB | 1,600 円 | 1,950 円 |
~7GB | 1,900 円 | 2,100 円 |
~8GB | 2,120 円 | 2,190 円 |
~9GB | 2,200 円 | 2,380 円 |
~10GB | 2,380 円 | 2,540 円 |
~11GB | — | 2,830 円 |
~12GB | — | 3,100 円 |
~13GB | — | 3,450 円 |
~14GB | — | 3,790 円 |
~15GB | — | 3,980 円 |
定額プラン
こちらは毎月決まったデータ容量で契約するプランです。使い切っても使い切らなくても同じ料金がかかります。
使い切った場合には速度制限で低速になります。
高速データ (/月) |
1枚コース (税抜) |
3枚コース (税抜) |
0MB | 650 円 | 1,100 円 |
1GB | 670 円 | 1,260 円 |
2GB | 770 円 | 1,450 円 |
3GB | 900 円 | 1,680 円 |
4GB | 1,170 円 | 1,980 円 |
9GB | 2,250 円 | 2,460 円 |
20GB | 3,980 円 | 4,480 円 |
30GB | 5,980 円 | 6,580 円 |
40GB | 7,980 円 | 8,580 円 |
50GB | 10,180 円 | 10,680 円 |
エキサイトモバイルの6つのメリット
まずはエキサイトモバイルのメリットを解説します。
エキサイトモバイルは比較的独自性の強い格安SIMで、特に最適料金プランの存在は見逃せません。
最適料金プランで毎月の通信量の変化に対応できるのが好評
エキサイトモバイル以外にFREETEL SIMでも重要課金のプランは存在しましたが、FREETELは数GB単位で料金が変動していくのに対してエキサイトモバイルは1GBずつ料金が上がります。
またFREETEL SIMは、既に楽天モバイルに引き継がれることが確定済み。今後プラン等がどうなっていくかわかりません。
例えば不定期に旅行や出張の機会があり、その時にたくさん動画を見たりアプリをダウンロードしたりして通信量が多くなるなら、最適料金プランを選ぶのが良いでしょう。
シェアSIMも使えるので、家族での乗り換えOK
エキサイトモバイルは、家族での乗り換えにもおすすめです。最適料金プランと定額プランの両方で、最大5枚のSIMカードを利用できます。
通信量を共有するシェアSIMの利用で、1枚ずつ別々に契約するより利用料金は若干お得になります。
端末販売にも積極的、安さは好評!
エキサイトモバイルは、端末の販売に積極的な格安SIMです。
比較的ハイスペックなZenFone 4シリーズやおサイフ・防水など機能性が十分なarrows M04、音楽再生に特化したGRANBEATなど、バリエーションも豊富です。
またエキサイトモバイルは端末を安く販売するキャンペーンが行われたり、端末の販売価格自体も安かったりします。
例えばMate 9というAndroidスマートフォンは、楽天モバイルだと60,800円(税抜)で販売中。しかしエキサイトモバイルなら49,800円(税抜)と、1万円以上も安く売られています。
エキサイトモバイルの端末販売は各地でも好評。安く買えることは、ユーザーにとってありがたいことですね。
何か欲しい端末があった場合、エキサイトモバイルを覗いてみると意外と安く販売されていることがあります。定期的に覗いてみると良いでしょう。
ちなみにエキサイトモバイルでは端末を一括購入と24回払いの分割購入が選べるので、一括購入する予算がない方でも安心して端末を購入できますよ。
定額プランは幅広く、最大50GBまで契約可能
エキサイトモバイルで契約できる定額プランは、1GBや3GBなど基本的な容量に加えて20、30、40、50GBといった大容量プランも選べます。
大容量プランはそれだけ月額料金も高額になってしまうことに注意が必要ですが、用途に合わせて通信量を選べるのは嬉しいですね。
追加容量チャージは1GB580円(税抜)と、比較的安い
エキサイトモバイルで通信量を使い切ってしまった際の追加容量チャージは、1GBにつき580円(税抜)です。
この料金設定は、比較的抑えめです。イオンモバイルの1GB480円(税抜)などさらに安い格安SIMもあるにはあるのですが、数百円で1GBチャージできるのは十分安価ですね。
頻繁に追加チャージをする人は、エキサイトモバイルなら安価に大容量をチャージできるのである程度は安心ですね。
キャンペーンも頻繁に展開していて、お得に契約できる
エキサイトモバイルは、端末のセール販売やキャッシュバックなどキャンペーンにも積極的です。特にキャッシュバックは、格安SIMの中でも珍しいですね。
エキサイトモバイルの3つのデメリット
エキサイトモバイルには、デメリットや注意点もいくつかあります。また不評なポイントもあるので、合わせてチェックしてみましょう。
最適料金プランは、SIMカード1枚だと10GBまでしか通信できない
エキサイトモバイルで展開されている最適料金プランは、使った分だけ利用料金を支払うしくみ。これ自体は十分好評で、便利なサービスです。
最適料金プラン自体は最大15GBまでに対応しているものの、15GBまで使えるのは3枚のSIMカードを使える3枚プラン契約時のみです。
また定額プランなら20GBや50GBなど、さらなる大容量も利用可能。月によってはここまで使う人にとっても、1枚プランの場合最大10GBなのは不便に感じられるでしょう。
ただし20GB~50GBとなるとうっかり使いすぎたときに最悪料金を支払えない人も出てきてしまうと考えられるので、それを考えると最適料金プランが最大15GBなのは使いすぎを防げるメリットとも言えます。
音声通話対応SIMの最低利用期間や違約金がちょっと厳しめの設定
エキサイトモバイルで音声通話対応SIMを契約する場合、「開通月の翌月から12ヶ月間内」に解約すると解約事務手数料9,500円(税抜)が発生します。
他社からエキサイトモバイルに乗り換える場合は、最低利用期間を過ぎてから解約・MNP転出を行うようにしましょう。
通信速度の評判は賛否両論
エキサイトモバイルは、通信速度の評判が賛否両論です。主に使用する時間帯によって、利用者の満足度が違っていますね。
ドコモから回線帯域の一部を借りて運営しているため、回線が混雑すると速度が下がってしまうデメリットを抱えています。
例えば平日のお昼や夜のように、休憩や仕事終わりで利用者が多い時間帯は速度が下がりやすく、利用者から速度に対して不満を持たれる傾向にあります。
一方朝やお昼過ぎ、深夜といった利用者の少ない時間帯にエキサイトモバイルを使っている人からは、速度が好評でした。
エキサイトモバイルを検討している方は、自分が回線混雑で速度が遅くなりがちな時間帯にどれくらいスマホを使うか考えてみて、契約を検討してみた方が良いでしょう。
まとめ
今回は、エキサイトモバイルのメリット・デメリットや注意点を解説しました。
独特な最適料金プランがあるなどメリットは豊富ですが、通信速度の不安定さや最低利用期間の長さなどには注意が必要ですね。