(出典:楽天モバイル)
honor 9は、ファーウェイが2017年秋に発売したSIMフリースマートフォンです。
前機種のhonor 8はハイスペックなP9と同程度のスペックを持ちつつも価格が抑えられている端末でしたが、honor 9も同様にP10に近いスペックを持つ端末です。
購入を検討している方は、参考にしてみてください。
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honor 9のスペックは?honor 8やP10と比較!
(出典:楽天モバイル)
さて、早速ですがhonor 9のスペックを前機種のhonor 8や同じく2017年に発売されたハイスペックSIMフリースマホのP10と比較してみましょう。一覧表からご覧ください。
honor 9 | P10 | honor 8 | |
税抜価格(楽天モバイル) | 53,800円 | 65,800円 | 42,800円 |
OS | Android 7.0 | Android 7.0 | Android 6.0(アップデートで7.0に対応済み) |
CPU | Kirin 960 | Kirin 960 | Kirin 950 |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB | 64GB | 32GB |
画面 | 5.15インチ、フルHD | 5.1インチ、フルHD | 5.2インチ、フルHD |
カメラ | アウトカメラ:2,000万画素+1,200万画素
インカメラ:800万画素 |
アウトカメラ:2,000万画素+1,200万画素
インカメラ:800万画素 |
アウトカメラ:1,200万画素×2
インカメラ:800万画素 |
重さ | 155g | 145g | 153g |
バッテリー容量 | 3,200mAh | 3,200mAh | 3000mAh |
ストレージ容量はhonor 8から倍増している
honor 9のストレージ容量はP10と同じ64GBで、32GBだったhonor 8からは倍増しています。
64GBもあればアプリや音楽、動画や写真といったデータをたくさん保存でき、別途microSDカードを用意する必要がない人も多いでしょう。
カメラ性能も大幅アップ!P10と同程度の画素数
honor 9はhonor 8からカメラの画素数が上がっています。P10のようにライカ製のレンズではないものの画素数はP10と共通ですので、近い仕様の写真が撮影できますね。
バッテリー容量もhonor 8から少し増量
honor 9のバッテリー容量は3,200mAhでP10と共通、honor 8から200mAhだけですが増量されています。
そこまで大きな変化はないとしても、バッテリー容量が増えているということはいくらか長持ちになっていることが期待できますね。
honor 8もコスパの高い端末なので、価格差を受け入れられるかが重要
honor 9とhonor 8のスペックでは明らかに差がありますが、だからといってhonor 8が悪い端末かというとそんなことはありません。
スペック差に価格差1万円が見合っていると思える人は問題ないですが、見合っていないと感じる場合はhonor 8を選ぶのも手です。
ライカ製レンズにこだわりがなければ、P10よりhonor 9がお得
honor 9とP10のスペックは、ほぼ共通です。端末デザインとレンズがライカ製かそうでないかくらいの違いで1万円以上の差が生まれています。
P10独自のライカ製レンズや端末デザイン仕様に対して特に魅力を感じないのであれば、honor 9を選んだ方が出費も抑えられて良いでしょう。
honor 9の5つのメリット
続いて、honor 9自体のメリットをチェックしていきましょう。
満を持して登場したhonor 9。機能的にも抜群で、メリット豊富です。
デザインに高級感があり、満足度は高い
(出典:楽天モバイル)
筆者はこの記事を書く前にhonor 9を実際にイオンの店頭でチェックしてきたのですが、まず驚かされたのが端末デザインの高級感です。
キャリアの端末は10万円程度で販売されているものが中心ですが、honor 9はその半額の5万円台。しかし端末デザインでは、筆者としてはhonor 9の方が上とさえ思えました。
人によって好みは分かれてきますが、honor 9のデザインはメリットとして挙げられるのではないでしょうか。
ダブルレンズカメラでクオリティの高い写真を撮れる
honor 9はP10やhonor 8と同様に、ダブルレンズ搭載です。ZenFone 4シリーズやiPhoneの新型各種もダブルレンズを採用していますし、時代の流れに乗っていますね。
ダブルレンズのそれぞれにはモノクロセンサー、カラーセンサーが搭載されています。明るい場所でも暗い場所でも、綺麗な写真を撮影可能です。
写真撮影をよく行うなら、honor 9は買いですね。
もちろん指紋認証センサー搭載で、スムーズに画面ロックを解除できる!
honor 9には指紋認証センサーが搭載されています。honor 8とは違い、本体前面の画面下にセンサーがあります。
センサーに指で触れれば画面ロックをスムーズに解除可能。これもまた嬉しいポイントですね。
急速充電対応
honor 9は急速充電に対応していて、なんとたった30分で40%まで回復できてしまいます。
朝うっかり充電を忘れていても、出勤・通学までにある程度充電できるのがhonor 9のメリットですね。
DSDS対応で2枚のSIMカードを使い分けられるのも強み
デュアルSIMデュアルスタンバイという、2枚のSIMカードを同時に使う機能にも対応しているのがhonor 9です。
活用できる人には、こちらもありがたい機能ですね。キャリア端末などにはなかなか搭載されていません。
honor 9の4つのデメリット
最後に、honor 9のデメリットを解説します。
実際のところ、honor 9はスペック・機能共に十分でデメリットとして挙げられるポイントはそれほど多くはありません。
主に販売形態に関する注意点が中心となっていますね。
海外製端末なので、おサイフケータイなどには対応していない
まず挙げられるのは、ファーウェイという海外メーカーが販売していることからも推測できる通りおサイフケータイや防水といった機能には対応していないことですね。
これはもう、仕方がないでしょう。日本だけで販売する端末というわけではないので、海外で普及していない機能をわざわざ付けるのは大変です。
独自仕様でなく国内外共通の仕様だからこそ、ハイスペックな端末を安価な価格帯で購入できることにも繋がっています。
おサイフケータイが必要ならカードで対応、防水はないので防水ケースなどで自らガードしましょう。
CPUがKirinなので、一部ゲームアプリは快適に動かない可能性あり
ファーウェイ端末で採用されているKirinですが、KirinのCPUは大手のSnapdragonと別のメーカー(ファーウェイ)が作っている関係上一部のアプリは快適に動作しないこともあります。
とくに3Dグラフィックを遣うゲームアプリなどは快適に動作しない可能性があるので、気になる場合は情報を収集し、自分の遊ぶアプリが大丈夫かチェックしてから購入するのがお勧めですね。
価格は高めなので、まとまった予算が必要
honor 9はコストパフォーマンスの高いハイスペック端末ですが、そうは言っても価格は5万円台と高めです。
MVNO各社ではキャリアでスマホを購入するときのように割引を適用しつつ購入することも可能な場合はありますが、それでも4万円程度かそれ以上の支払い額になってしまいます。
販売されているMVNOが少ない
honor 9は楽天モバイル限定だったhonor 8に比べると取り扱っているMVNOが豊富ですが、それでも片手で数えられる程度です。
販売されているMVNOが少ないので、契約したいMVNOでは取り扱われておらず購入できないこともあるでしょう。こちらも要注意ポイントですね。
まとめ
今回は、honor 9のスペックやメリット・デメリットを解説しました。
honor 9のスペックはかなり高く、機能性も十分。大きなデメリットは価格くらいでしょう。迷っている理由が価格だけなら、ここは大船に乗ったつもりで買ってしまってOKです。
特に、カメラ性能を重視する人にはhonor 9がおすすめです。P10よりも安く、綺麗でクオリティの高い写真を撮影できますよ。