ドコモ回線の格安SIMであり、カウントフリーやゲームとの連携が特徴のリンクスメイト。
特にゲームをプレイする機会が多い人は、リンクスメイトに乗り換えればキャリア以上に快適にゲームを楽しめることもあるでしょう。
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リンクスメイトはドコモ回線の格安SIM
リンクスメイトは、ドコモから回線帯域の一部を借りて運営しているのが特徴の格安SIMです。
リンクスメイトを運営している会社は株式会社LogicLinksで、2016年11月25日に設立されたとても新しい会社です。主にゲーム開発のサポートやデータの分析事業を行なっています。
会社の事業内容からも推測できる通り、リンクスメイトはゲーム関連のサービスに強く、ゲームをスマホで遊ぶ機会が多い人にとってメリットが多い存在です。
なおリンクスメイトの料金プランは、以下の通りです。
データ+SMS(税抜) | 音声通話対応SIM(税抜) | |
1GB | 500円 | 1,100円 |
5GB | 1,500円 | 2,100円 |
10GB | 2,500円 | 3,100円 |
20GB | 4,200円 | 4,800円 |
30GB | 5,400円 | 6,000円 |
全体的に容量が大き目のプランが多いのが、リンクスメイトの特徴ですね。
リンクスメイトの3つのメリット
リンクスメイトのメリットは、スマホを快適に自由に楽しめることでしょう。娯楽関連のサービスが充実しています。
ゲームアプリとの連携が可能
リンクスメイトを契約すると、特定のゲームアプリと連携してアイテムなどを入手することができます。
現在提携しているゲームはグランブルーファンタジーとシャドウバースの2種類で、連携するとキャラクターがもらえたり、オーブなどのアイテムがもらえたりします。
オプション利用で対象アプリがカウントフリーになる
リンクスメイトには、オプションとして対象アプリをカウントフリーにできる「カウントフリーオプション」が存在します。
カウントフリーオプションの対象になるのはゲームアプリや動画、音楽系アプリです。ゲームアプリは26本も対象で、さらに以下のアプリをカウントフリーで自在に楽しめるのは強みでしょう。
・AbemaTV
・AWA
・OPENREC.tv
・AppStore
・GooglePlayStore
カウントフリーで使い放題になる対象アプリを使う機会が多い人は、リンクスメイトの契約がオススメですね。
最低利用期間がないのでいつでも解約できる
リンクスメイトには、なんと最低利用期間がありません。つまりはいつでも自由に解約することができます。
各社格安SIMや大手キャリアのデメリットとしてよく挙げられるのが、最低利用期間です。他社の場合最低利用期間が半年〜2年程度に設定されていて、最低利用期間内に解約すると違約金がかかってしまうのが普通です。
リンクスメイトの6つのデメリット・注意点
続いてリンクスメイトのデメリットを解説します。
リンクスメイトを契約する際は、デメリットもしっかりチェックしましょう。知らないで利用を開始すると、困ってしまうデメリットもいくつか存在します。
選ぶプランで連携できるゲームの数が変わってくることに要注意!
リンクスメイトはゲームと連携させられることがメリットの格安SIMですが、選ぶ通信量によって連携可能なゲームの数が異なっています。
1GB、5GBプランは1つしか連携できず、10GB以上のプランを契約すれば3つまで連携可能です。
現時点では連携できるアプリが2種類しかありませんが、将来的に増えても最大3つしか連携できないことには要注意ですね。
月額料金プランに実は3GBプランがない、データSIMが選べない
リンクスメイトのデメリットとしてもうひとつあげられるのが、月額料金プランでしょう。
リンクスメイトの月額料金プランには、実は3GBプランがありません。格安SIMの中でも人気が高い3GBプランがなく、3GB程度しか使わない人もそれより通信量が大きい5GBプランか少ない1GBを選ぶしかないんです。
ゲームアプリをたくさん使うとしても、カウントフリーオプションなど利用するのであれば通信量は3GBに収められる場合もあるでしょう。
またデータ通信専用SIMで契約できず、最低でもSMS対応のSIMカードを選ばなければいけないことにも気をつけましょう。
カウントフリーオプションは有料
カウントフリーオプションの契約でたくさんのゲームアプリなどがカウントフリーになるのがリンクスメイトのメリットですが、カウントフリーオプションは有料機能です。
月額500円と比較的高めのオプションで、利用するとなると月額料金が一気に上がってしまいます。
カウントフリーオプションをリンクスメイトで契約するよりも、他社で自分に合ったプランを契約したほうが安上がりになってしまうこともあるでしょう。こちら、要注意です。
解約にお金がかかる
リンクスメイトを解約する際は、お金がかかります。最低利用期間がかからないのにどういうこと?と感じたかもしれませんね。
どういうことかというと、解約の際に「SIMカード削除事務手数料」という手数料が発生するからです。
つまり結果的に、リンクスメイトを解約する際はいつでもこの手数料がかかります。
手数料は3,000円(税抜)。リンクスメイトには最低利用期間がない代わりに、いつでも3,000円(税抜)払わなければ解約できません。
また他社にMNPする場合はMNP転出手数料も2,000円(税抜)かかってしまうので、こちらもお忘れなく。
ゲームをしない人にはあまりメリットがない
リンクスメイトは、ゲームのカウントフリーやゲームとの連携が特徴の格安SIMです。
これは言い換えると、ゲームをあまりしない人にとっては選択肢に入ってこないことにつながります。
ゲームをしないのであれば、例えばカウントフリーを利用したいとしてもLINEモバイルやDMM mobile、BIGLOBEモバイルといった選択肢を選んだ方が良いでしょう。
リンクスメイトはゲームユーザーに好評、しかし速度の評判がいまいち
リンクスメイトの評判をSNSで調査してみると、平日お昼など混雑時の通信速度は下り1Mbpsなどあまり速いとは言えず、いまいちな評判が目立ちました。
しかしゲームアプリとの連携でレアなアイテムなどがもらえることについてはそのために契約する人もいるなど好評です。
リンクスメイトの契約は、連携できるゲームアプリのファンであることが前提となってくるでしょう。
また気になったのは、契約を検討している人の声はたくさんあるものの実際に契約した人の声はそれほど多くなかったことです。
聞こえてこない部分に何かデメリットなどがある可能性もないわけではないので、ある程度理解した上で契約することが必要となってくるでしょう。
まとめ
リンクスメイトはゲームとの連携やカウントフリーに特化しているので、対象アプリを利用する機会が多い人におすすめです。
ただし10GB以上の大容量プランを契約しなければ連携可能なアプリは1つで、最大でも3つしか連携できないことには注意しましょう。
カウントフリーオプションではゲーム以外にも動画アプリや音楽アプリなどがカウントフリー対象になっているので、BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションに次いで、スマホを楽しむのに活用しやすいですね。
ただしYouTubeなどもっと利用者が多いアプリはまだ対象になっていないのが、リンクスメイトのカウントフリーの弱点です。今後、さらなるサービスのパワーアップに期待したいですね。