Y!mobileはソフトバンクが自ら手がける格安SIM。一方IIJmioは、ドコモやauから回線帯域の一部を借りて運営しているMVNOです。
今回はYmobileとIIJmioを比較し、お得なのはどっちか、それぞれどんな人にオススメかをチェックしていきましょう。
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Ymobileの3つのメリット
ソフトバンクが展開している格安SIMのY!mobileはかなり特殊な存在なので、ワイモバイルにしかないメリットが豊富です。
10分かけ放題標準搭載
Y!mobileをスマホプランで契約すると、10分かけ放題を利用できます。
IIJmioではオプション契約したかけ放題や半額通話を利用するために専用アプリの導入が必須ですが、Y!mobileではとくにアプリなどを別途用意する必要はありません。
ワイモバイルなら契約して通話アプリから発信するだけで、10分かけ放題が適用可能です。
IIJmioも通話面で優れている格安SIMであるものの、より通話面での快適さが上回っているのはワイモバイルでしょう。
速度が安定している
ワイモバイル最大のメリットが通信速度の安定性です。。
IIJmioだと朝や昼、夜の利用者が多い時間帯に速度が落ちますが、ワイモバイルは自分の回線を持っていることもあり滅多なことでは速度が下がって快適に使えない状態になりません。
速度が安定している格安SIMを使いたいなら、オススメはIIJmioよりもワイモバイルとなるでしょう。
iPhoneを買える
Y!mobileでは、IIJmioで買えない端末をセット購入できます。それはiPhoneです。
iPhoneを取り扱っている格安SIMは楽天モバイルなど他にもいろいろありますが、整備品などでなく自社用に提供された新品のiPhoneを購入できるのがYmobileの魅力ですね。
IIJmioの5つのメリット
IIJmioは速度の安定度でY!mobileに劣るものの、IIJmioでしか得られないメリットもいろいろあります。
人によっては、Y!mobileよりIIJmioの方が便利に活用できる場合もあるでしょう。
月額料金は圧倒的に安い
IIJmioは3GBの音声通話SIMを月額1,600円(税抜)で利用できます。
一方Y!mobileで3GB契約にすると、月額2,980〜3,980円(税抜)のスマホプランとなります。
ドコモ回線とau回線を選べる
IIJmioは、ドコモ回線とau回線を選んで契約できるのが特徴です。
地方や山などあまり人がいない地域だと、ドコモ回線は使えるのに他社回線でアンテナが立たないこともあります。ドコモは、繋がりやすさで有利です。
またY!mobileで使えるソフトバンクのネットワークでは繋がりが悪くても、au回線なら繋がりやすいということもあるでしょう。
ドコモ回線のタイプDはドコモで買った端末全て、au回線のタイプAは基本的にSIMロック解除済みのVoLTE対応auスマホを使いまわせます。
低速モードも用意されている
IIJmioでは、専用アプリのIIJmioクーポンスイッチから速度を切り替えることができます。
低速モードに切り替えると最大200kbpsに速度が制限されますが、代わりに「直近3日間につき366MB以上通信すると速度制限がかかる」ことにさえ気をつければ使い放題になります。
ワイモバイルだと基本的に契約している分しか通信できないので、たくさん通信できる点でもIIJmioは有利ですね。
端末の販売数では有利
IIJmioでは取り扱っている端末の数が豊富です。他社ではあまり取り扱っていない珍しいSIMフリースマートフォンも、たくさんあります。
iPhoneを購入できないのは残念ですが、端末を豊富なラインナップから選びたいならIIJmioの方が満足度は高いでしょう。
家族通話に有利
IIJmioは家族通話に有利な格安SIMです。
例えば3分かけ放題を契約すれば家族と10分、10分かけ放題を契約すれば30分も家族と長電話ができます。
ワイモバイルとIIJmio、どちらがおすすめ?選ぶときの注意点
最後に、Y!mobileとIIJmioからどちらを選ぶべきか、注意点を踏まえつつまとめます。
Ymobileだと契約期間が2年と長くなる代わりに速度が安定
Ymobileは、通信速度がとにかく安定しています。自分で回線を持っているMNOなので、キャリアから回線帯域の一部だけを借りているIIJmioよりも有利です。
ただしその代わり、契約期間は2年間。しかも自動更新なので、解約を忘れるとまた2年縛りが始まってしまいます。
速度が安定する代わりに月額料金は高め、そして契約期間も長いので、これらのデメリットを踏まえた上で選びましょう。
IIJmioは速度が不安定、しかし安くて契約期間も短い
IIJmioは、朝や夕方〜夜の通勤時間帯、昼の休み時間といった時間帯に急激に速度が下がります。
速度が下がると、動画再生やアプリのダウンロードは困難です。速度面では、弱点が多いですね。
しかし代わりに契約期間は1年ほど、しかも違約金は毎月下がっていくしくみなので、割高感が薄いです。
月額料金も安いですし、サービス面では落ちるものの契約システムの快適さではワイモバイルよりIIJmioの方が有利ですよ。
まとめ
Y!mobileとIIJmioの違いは通信速度の快適さと月額料金です。
安い代わりに遅めのIIJmioと、高い代わりに速いワイモバイル。安さと速さ、どちらを重視するかじっくり考えて選びましょう。