FREETELは、ドコモ回線の格安SIM。格安SIMの中でもかなり積極的に展開されていたので、名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
色々と噂のあるFREETELですが、契約して大丈夫なのか気になる方は、参考にしてみてくださいね。
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FREETELの特徴は?
まずは簡単に、FREETELの特徴をまとめます。
格安SIMの中でも独自の展開がなされています。サービス内容をチェックしてみましょう。
FREETELはドコモ回線の格安SIM
FREETELは、ドコモ回線を使っている格安SIMです。FREETELはドコモから、広い回線帯域の一部を借りて運営しています。
ドコモ回線が使えるエリア内であれば、普通のドコモ契約と変わらず通信や通話を行えます。
回線がドコモのものであるため、ドコモ端末を持っている場合はその端末を使い回すことが可能です。
またFREETELは端末販売に積極的で、SIMカードと端末をセット購入することもできます。端末とSIMカードをセット購入すれば細かい設定も不要で、すぐに使い始められますよ。
FREETELは月額料金の安さが特徴
FREETELはデータSIMで299円、音声通話SIMで999円のように月額料金1,000円を切る安さから契約できるのが特徴です。
ただし、FREETELにおけるスマホ代には色々注意点もあります。こちらはデメリットの項目で解説します。
FREETELの3つのメリット
FREETELは、他社にはないメリットを備えている格安SIMです。
続いて、FREETELを選ぶメリットをチェックしていきましょう。
最安値で299円という価格は安い、従量課金制プランの存在も魅力
FREETELは、月額で299円から利用できるのが特徴の格安SIMです。
またFREETELには、以下の2種類のプランが存在します。
・使った分だけ安心プラン
・定額プラン
使った分だけ安心プランは、毎月使った分だけその通信量に対する月額料金を支払うシステムです。通信量が毎月ころころ変わる人にとって、使い勝手の良いプランですね。
定額プランは、他社と同じく月々同じ通信量が使えて月額料金も固定のプラン。前もって手続きをしておけば翌月のプランを変更することなどもできます。
プランの自由度の高さは、FREETELの魅力ですね。
自社製端末をたくさん展開しているのは面白い
FREETELは、以下のような自社製端末を展開しているのも特徴です。
・KIWAMIシリーズ(スペック重視)
・Prioriシリーズ(価格の安さ重視)
・雷神(バッテリー長持ち、2枚のSIMを同時利用可能)
こういった試みは、他社ではあまり行われていません。
店舗を日本各地に展開していた
FREETELは格安SIMに弱い人向けに店舗の展開を積極的に行っているのも特徴でした。
東京都内を中心にたくさんのFREETELショップが展開されており、これらを利用して契約したり、わからないことを質問したりできます。
FREETELの4つのデメリット
最後に、FREETELのデメリットをチェックしていきましょう。
FREETELは注意点やデメリットに挙げられるポイントが多いので、よく注意する必要があります。
既に楽天に買収済み
FREETELは、既に楽天に買収されてしまっています。これは要注意ポイントですね。
現時点では、特にサービス等の変更はありません。また今後変更される予定も、今のところはありません。
私もFREETELを契約していますが、「プランが変更される予定はありませんので安心してください」というメールが来ています。
一定期間が経てば端末を機種変更できるスマートコミコミ+プランも、どうなるかわかりません。
今後の見通しがわからない格安SIMを今から契約するのは、多少リスクが伴うことに注意しましょう。
端末セットのスマートコミコミ+の評判がイマイチ悪い
FREETELでは、端末のセットプランであるスマートコミコミ+が展開されています。
これは10分かけ放題とデータ通信、そして端末代がセットになったプランで、端末は一定期間使用すると新しい端末に機種変更できるのが特徴ですが、このプランの評判が非常に悪いです。
まず特殊な機種変更サービスが追加されていることもあってか、端末代が通常よりも大幅に高額に設定されています。
さらに端末代の支払期間が3年間に設定されていて、なかなか支払いを終えられません。当然、機種変更すると支払いも最初からやり直しです。
一見お得に見えて実はそうではないので、スマートコミコミ+を契約するよりも通常のプランで契約しつつ端末は別に調達した方がお得です。
通信速度もけっして速くはない
FREETELの通信速度に関する評判も、とくに好評ではありません。極端に他社に劣っているわけではありませんが、混雑時に通信速度は低下してしまいます。
10分かけ放題オプションが高額
FREETELでは、かけ放題オプションを契約可能です。ラインナップは、以下の3つです。
・1分かけ放題
・5分かけ放題
・10分かけ放題
しかし注意したいのが、10分かけ放題オプションが月額1,499円(税抜)と高額であることです。
他社だと月額850円程度で10分かけ放題オプションが展開されているので、これは非常に高額。通話重視の方は、他社を検討した方が良いでしょう。
まとめ
FREETELの展開しているプラン自体はそう悪くないものの、契約内容のわかりづらさや楽天に既に買収されてしまっている点など、あえてこれから契約する必要性という点ではイマイチな面が目立つのがFREETELです。
FREETELを契約する際は、今回挙げたデメリットも踏まえつつじっくり検討し、また将来的にサービス内容が何か変更されるなどする可能性も考慮しておきましょう。