NifMoとTONEは、どちらも格安SIM。ドコモやauなどのキャリアからこれらに乗り換えれば、スマホ代を下げることができます。
しかしNifMoとTONEは、サービス内容が全然違います。
今回は、NifMoとTONEの違いやどちらがお得なのかについての比較を行います。格安SIMへの乗り換えを検討している方は、参考にしてみてくださいね。
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NifMoとTONEはドコモ回線の格安SIM
NifMoとTONEモバイルの共通点は、ドコモ回線の格安SIMであることです。
ドコモの回線を借りて運営しているので、ドコモで通信や通話ができるエリアであればNifMoもTONEもまったく問題なく通信・通話可能です。
そのため今までドコモを使っていた人なら、乗り換えても変わらない場所で使える特徴を持っています。
通信速度はそれぞれ仕様が異なっている
NifMoは、契約した分だけ高速通信を行えるしくみです。
TONEは基本的に速度が500~600kbps程度となっていて、遅めです。しかし有料の高速チケットを購入して適用すれば、その間は高速通信ができます。
NifMoとTONEは、ターゲット層が異なっている
NifMoは、基本的に誰でも普通に使えるサービスです。先に結論を言いますが迷ったら、NifMoを選んでおいた方が良いでしょう。
TONEの場合普通の大人やスマホに詳しい人が契約しても大丈夫ではありますが、全体的にお年寄りや子供のようなあまりスマホに明るくない人に初めて持たせるための格安スマホ、といったサービスです。
NifMoとTONEは、サービス内容が大きく異なります。ターゲット層の違いについて、まずは把握しておきましょう。
NifMoを選ぶメリットは、自由度の高さにある!
続いて、TONEでなくNifMoを選ぶことのメリットをチェックしてみましょう。
TONEとNifMoはサービス内容が全然違います。ここで紹介するメリットに魅力を感じるなら、NifMoへの乗り換えがおすすめですね。
NifMoなら、プランも端末も選び放題
TONEは、500~600kbpsで通信できるプラン1種類しかありません。しかしNifMoなら、3GB、7GB、13GBという3つの選択肢から好きなものを選んで契約可能です。
そしてTONEは端末がTONE m15とTONE m17という限られた2種類しかなく、しかもセット購入が必須となっています。
NifMoなら端末は十数種類のラインナップで展開されており、さらにドコモ端末や他社で購入したSIMフリー端末を使い回すことだって可能です。
NifMoなら、高速通信を契約している分だけいつでも行える
TONEは、別途有料の高速通信用チケットを購入しなければ高速通信ができません。そして使えるのは月に最大2GBです。
しかしNifMoなら、プランの契約でそのプランで利用できる分の高速通信をいつでも自由に行えます。
煩わしさがなく、高速通信の容量が残っている限りいつでも快適に通信できるのがNifMoの魅力ですね。
なおNifMo以外の格安SIMも、基本的に同じ仕様。あくまでTONEが特殊という形になります。
通常の音声通話に対応している
TONEにおける電話機能は、基本的にデータ通信を利用したIP電話のサービスです。一応音声通話回線を使って電話することもできますが、その場合953円もの追加料金が毎月かかります。
IP電話は、回線速度や状況で音声が乱れたり遅延が起こったりするのがイマイチです。
TONEを選ぶメリットはサポートの手厚さにある
最後に、TONEを選ぶメリットについて解説していきましょう。
NifMoの項目でも少し説明したように、TONEは少々変わった格安SIMです。しかし目的に合っているなら、非常に使い勝手の良い選択肢になり得ます。
TONEは店舗や電話で丁寧にサポートしてくれる
TONEは、サポートの充実が特徴の格安SIMです。NifMoには店舗がなく、ネット上で各種問い合わせを行うことになりますが、TONEなら取り扱っているツタヤでサポートを受けられます。
わからないことがあってもお店に行って直接人に聞けるのは、大きなメリット。
スマホに詳しくないお年寄りなどは、実店舗があるTONEを選んだ方が安心でしょう。
端末が限られる分、より詳しいサポートに期待できる
TONEでは端末のセット購入が必須で、なおかつ種類が少ないです。しかしその分、TONEのサポートを行っている担当者から端末のわからないことについて質問しても答えてもらえ安いと考えられます。
また端末自体は種類が少ないですが、以下の通り選択肢としてはどちらも十分魅力的です。
・価格が安く、最低限快適に使える性能を持つTONE m15
・おサイフケータイや防水、ワンセグに対応していて機能充実のTONE m17
見守り機能の充実
TONEは、子供に持たせるのに最適。その理由は、見守り機能が充実しているからです。
TONEのスマホを子供に持たせる場合、標準機能で使える時間やアプリなど利用を制限したり、子供の位置情報を別のパソコンやスマホなどから確認したりできます。
同様のサービスは他社でも可能ですが、他社の場合アプリなど外部のサービスを利用する形。
TONEの場合TONE自体がこういった見守り機能を提供しているので、より手軽に使えます。
まとめ
契約の自由度は圧倒的にNifMoの方が上です。基本的に、迷ったらNifMoを選んでおいた方が安心でしょう。
しかし子供に持たせる、あるいはお年寄りがスマホを使ってみたいという場合、見守り機能やサポートが充実しているTONEを契約した方が使い勝手は上ですね。
NifMoとTONEで迷っている場合は、誰が使うのかを踏まえて選択肢を選びましょう。高校生以上や大人が使うなら基本的にTONE、中学生以下やお年寄りはTONEがおすすめです。