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イプシムのメリット・デメリットを徹底解説!口コミ評判や速度・料金プランなど

イプシムはWITH Networks有限会社が手掛ける、2017年10月にサービスが始まったばかりの新しい格安SIMです。

SIM君
固定IPアドレスを業界最安値で利用できるのが最大の特徴で、今流行のIoTへの活用が期待できるよ。

今回はイプシムのメリット・デメリットや評判について徹底的に解説します。

イプシムの料金プラン

データ通信量 最大通信速度 基本料 固定IP利用料 月額料金合計
無制限 200kbps 490円 500円 990円
1GB 450Mbps 690円 1,190円
3GB 830円 1,330円
5GB 1,190円 1,690円
7GB 1,590円 2,090円
10GB 2,090円 2,590円

※SMSを利用する場合は別途SMSオプション料150円/月がかかる

そのほかの手数料

初期登録費 3,000円
SIMカード発行費用 394円
IPアドレス割当費用 500円
SIMカードサイズ変更費用 3,000円/回
SIMカード再発行費用 3,000円/回

 

イプシムの特徴と5つのメリット

最初にイプシムの特徴やメリットを見ていきます。

固定IPアドレスが利用できる

イプシム最大の特徴は固定IPアドレスが利用できることです。

通常の格安SIMではインターネットに接続する度にIPアドレスが変わる「動的IPアドレス」が割り当てられます。

それに対して、イプシムでは常に同一のIPアドレスが割り当てられる「固定IPアドレス」が利用できます。

固定IPアドレスが利用できる格安SIMは非常に限られています。

しかもイプシムは固定IPアドレスが利用できる他の格安SIMと比べて月額料金が安いので、コストを削減しながら運用することができます。

バースト転送対応

イプシムは低速通信時でも最初の読み込みだけ高速通信が使える「バースト転送」に対応しています。

バースト転送があればブラウジングやSNSくらいなら低速時でも快適に利用できます。

SIM君
イプシムは速度切り替えにも対応しているので、低速に切り替えることでデータ通信量を節約しつつ、バースト転送による快適な通信が楽しめるよ。

支払い方法に銀行振込払いが利用できる

イプシムの料金支払いにはクレジットカードはもちろん、なんと銀行振込払いが利用できます。

多くの格安SIMは支払方法はクレジットカードのみ、たまに口座振替に対応しているところがあるくらいで、銀行振込払いに対応しているところはほとんどありません。

鬼娘
クレジットカードを持っていない人にとってはありがたいね。

⇒クレジットカードなしで契約できる格安SIMまとめ

複数枚契約すると2枚目以降の月額料金が50円割引

イプシムは複数枚契約に対応しており、個人は追加4枚まで、法人は追加99枚まで同一IDで契約できます。

しかも複数枚のSIMカードを契約すると「複数枚契約割引」が適用され、2枚目以降の月額料金が50円割引されます。

複数の機器で固定IPアドレスを利用する場合にお得ですね。

最低利用期間なし

イプシムでは全プランで最低利用期間が設定されていません。

SIM君
いつ解約しても違約金がかからないので、気軽に契約することができるよ。

イプシムの注意点や4つのデメリット

イプシムにはたくさんのメリットがありました。しかし、注意点やデメリットも存在します。

基本料金とは別に固定IP利用料がかかる

イプシムを契約すると、毎月の基本料金とは別に固定IP利用料500円がかかります。そのため、固定IP利用料を含めた月額料金は他社と比べるとかなり割高です。

固定IPアドレスを使う人にとっては問題ないですが、固定IPアドレスを使わない人にとってはただ単に料金が高いだけです。

なお、イプシムでは固定IPアドレスから動的IPアドレスに変更することができます。動的IPアドレスにすると固定IP利用料がかからなくなるので、一時的に固定IPアドレスが不要な時に便利です。

SIM君
しかし、固定IPアドレスを使わないならそもそもイプシムを契約するメリットはほとんどないかな。

あくまでもイプシムは固定IPアドレスを使いたい人用のサービスであり、最初から固定IPアドレスを使わない人がわざわざ動的IPアドレスに変更してまでイプシムを使う必要はないでしょう。

音声通話SIMがない

イプシムには音声通話SIMがありません。そのため、音声通話を利用することができません。

SMSオプションを使うことでSMSは利用できるようになりますが、電話はできないので電話を利用したい人には向きません。

どうしてもイプシムで電話を利用したい場合はIP電話サービスを利用しましょう。

直近3日間で大容量のデータ通信を利用すると速度制限がかかることがある

イプシムでは直近3日間で大容量のデータ通信を利用すると速度制限がかかることがあります。

具体的にどれくらいのデータ通信を行うと制限がかかるのかは分かっていませんが、短期間にデータ通信を利用しすぎないようにしましょう。

なお、低速通信時は速度制限がかかりません。

スマホの動作確認が全く行われていない

格安SIMでは端末とSIMカードを別々に用意するのが一般的です。そのため各MVNOが独自に端末の動作確認を行い、その結果を公表しています。

しかし、イプシムではルーターやIoT向け製品の動作確認はされていますが、スマホの動作確認が一切行われていません。

NTTドコモのLTE/3Gに対応していれば動作するということですが、確認が全く行われていないので利用する場合は自己責任となります。

イプシムはこんな人におすすめ!

イプシムは以下のような人におすすめです。

固定IPアドレスを安く利用したい人

イプシムは固定IPアドレスを利用できるのが最大の特徴です。

固定IPアドレスが利用できる他の格安SIMよりも月額料金が安いので、固定IPアドレスを安く利用したい人におすすめです。

こんな人にはイプシムはおすすめではない

逆に、以下のような人にはイプシムはおすすめではありません。

普通にスマホでデータ通信や音声通話を利用したい人

イプシムはサーバー公開やIoT用途などで固定IPアドレスを利用したい人向けのサービスです。

一般的な格安SIMと比べると月額料金が高く、音声通話も利用できません。また、スマホの動作確認が一切されていないので、実際に使ってみるまではちゃんと使えるかどうかが分かりません。

したがって、普通にスマホを使いたい人には向きません。

まとめ

イプシムは固定IPアドレスを使いたい人に特化した格安SIMです。固定IPアドレスを使わない人は利用するメリットは全くありませんが、固定IPアドレスが使える格安SIMとしては月額料金が安く、バースト転送や速度切り替えに対応するなど使い勝手も良いです。

サーバーを外部に公開する、最近流行のIoTでの相互通信に活用する、といった用途で安く固定IPアドレスを利用したい人におすすめです。

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