OCNモバイルONEとIIJmioは、どちらも格安SIMの中でも最大手の一角です。契約者が多いですし、長い間展開が続けられている安心感もあります。
OCNモバイルONEとIIJmioは、プラン内容や各種オプションに違いがあります。人によってどちらを選ぶべきかは大きく変わってくるので、参考にしてみてくださいね。
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OCNモバイルONEとIIJmioはドコモ回線の格安SIM
OCNモバイルONEとIIJmioは、共通してドコモ回線の格安SIMを展開しています。(IIJmioは別途au回線のタイプAも選択可能)
ドコモが所有する膨大な回線帯域の中から一部を利用して展開していて、通信・通話が行えるエリアは本家ドコモと変わりません。
とはいえOCNモバイルONEとIIJmioでは、色々と違いがあります。まずはいくつかの共通点をチェックし、その後で違いを詳しくチェックしていきましょう。
どちらも音声通話のオプションが充実している
OCNモバイルONEとIIJmioは、どちらも通話関連のオプションが展開されています。
料金や細かいサービス内容は異なりますが、10分かけ放題オプションを契約可能なのは共通です。
ちなみに10分かけ放題オプションはIIJmioなら830円(税抜)、OCNモバイルONEだと850円(税抜)なので、若干IIJmioの方が安いです。
どちらも家族での容量シェアに強い
OCNモバイルONEとIIJmioは、どちらも家族で通信量をシェアするサービスを展開しています。
OCNモバイルONEは最大5人、IIJmioは10人まででの容量シェアが可能です。
家族で格安SIMに乗り換えたいなら、OCNモバイルONEとIIJmioどちらに乗り換えても良いでしょう。
容量シェアで、月額料金を個別に契約するより少し抑えられますよ。
IIJmioもOCNモバイルONEも、速度が不安定な時間帯あり
格安SIMへの乗り換えにあたって不安なのが通信速度でしょう。
結論から言いますと、IIJmioもOCNモバイルONEも通信速度が不安定になる時間帯があります。
不安定とはどういうことかというと、どちらもドコモ(IIJmioはauも)から一部分を借りている回線であるために利用者が多い時間帯は回線が混み合って、速度が下がるのです。
IIJmioとOCNモバイルONEは大手であるため利用者が非常に多く、どちらも定期的にネットワーク設備の増強をしている者の速度が下がってしまいがちです。
別途ポケットWi-Fiを契約するなどして対応するのも良いでしょう。めちゃくちゃ速い格安SIMがいいならUQモバイルやY!mobileがおすすめです。
実際に使ってみた感想としては、速度はややIIJmioの方が速いと感じた
私はどちらの格安SIMも利用したことがありますが、体感的にはIIJmioの方が速い時間帯が多かったです。
IIJmioとOCNモバイルONEはいつでも無料で解約できるデータSIMでも契約できるので、気になる場合はまずデータSIMで両方を契約して速度をチェックしてみてはどうでしょうか。
速度を除けば、評判はどちらも格安SIMの老舗で好評寄り
通信速度については不評な意見が目立つIIJmioとOCNモバイルONEですが、速度以外については格安SIMの中でも最大手かつ老舗であることもあって安定していて好評な意見が多いですね。
安定しすぎていて挑戦的な面が薄いともいわれがちですが、新しいことにばかり挑戦して結果使いづらかったらそれはそれで意味のないものです。
OCNモバイルONEを選ぶメリットは?
続いて、OCNモバイルONEを選ぶメリットをチェックしていきましょう。
OCNモバイルONEは、あまり他社で展開されていない日割りコースやレアな端末の取り扱いが魅力ですね。
大手の中でも独自の魅力を出すことに積極的な格安SIMが、OCNモバイルONEです。
1日ごとの通信量が決まっているプランが用意されている
OCNモバイルONEには、1日ごとの通信量が決まっているプランが用意されています。
- 110MHB/日コース
- 170MB/日コース
1日ごとに通信量が決まっている代わりに、他社に比べて若干同価格帯のプランより使える通信量が多くなることが特徴ですね。
例えば110MB/日コースは月額1,600円。他社の3GBプランと同じです。1ヶ月が31日あるとすると3.4GBほど通信できるので、0.4GBお得になるわけですね。
OCNモバイルONEなら低速モード使い放題
OCNモバイルONEは、低速モードが使えます。これ自体はIIJmioと同じですが、IIJmioは直近3日間に低速モードを366MB以上使うと速度制限がかかる弱点を持っています。
OCNモバイルONEなら低速モードをいくら使ってもOK。これは有利なポイントでしょう。
低速モードは、SNSやラジオなど通信量が少なく速度もそれほど必要としないサービスを使う際に高速通信のデータ量を節約できるのがメリットです。利用してみてはどうでしょうか。
OCNモバイルONEでしか取り扱いがない端末もある
OCNモバイルONEでは、g07などここでしか買えないレアな端末も多数用意しています。
これらの端末が欲しい場合にも、OCNモバイルONEを契約することとなるでしょう。
長電話する相手が決まっているならOCNモバイルONE
OCNモバイルONEは、長く電話した上位3つの電話番号における通話料金がかからなくなる「トップ3」というかけ放題オプションを展開しています。
IIJmioを選ぶメリット
IIJmioは「ここが最強!」という部分が少ないのですが、非常に落ち着いていて手堅い格安SIMです。
あれこれ求めず、とにかくスマホ代を下げて快適に使い続けたい人はIIJmioを検討するのが良いでしょう。
IIJmioはプランがシンプルで万人向け、大容量でも使える
格安SIMには豊富にプランを展開していて、自由に自分に最も合うものを選べるものがたくさんあります。OCNモバイルONEもその部類です。
しかしIIJmioは、3GB、6GB、10GBという3つだけでプランを展開しています。これはデメリットのようにも思えますが、そうではありません。
IIJmioの場合プランが3つに限られている結果、自分が契約するべきプランを選びやすいです。
あまり動画を見ないなら3GB、動画や音楽を楽しむ機会がそこそこあるなら6GB、家族で使うなら10GBといった具合ですね。
本当にたくさん通信する場合は別途オプションで20GBや30GBの通信量を契約できるので、対応可能です。
端末のラインナップは充実度が高い!
OCNモバイルONEもIIJmioも、端末のラインナップが充実しています。しかしIIJmioは、数で勝っていますね。
IIJmioは他社がまず販売しないような珍しい端末も多数販売しているので、選択肢が豊富です。SIMはシンプルですが、セット購入できる端末は選び放題なわけです。
またドコモ回線とau回線を選べることもあり、キャリアの端末を使い回すのにもIIJmioの方が有利となります。
家族通話に有利!
IIJmioでは、かけ放題オプションが用意されています。
- 誰とでも3分、家族と10分
- 誰とでも10分、家族と30分
家族とは通常以上に長電話をできるのが、IIJmioの定額通話オプションの魅力です。家族で通話する機会が多い人は、IIJmioを検討してみましょう。
まとめ
OCNモバイルONEは、日割りコースに魅力を感じる人にとくにおすすめしたい選択肢ですね。
IIJmioは3つのシンプルなプラン展開に魅力を感じている人におすすめです。
どちらも通話オプションが充実しているので、キャリアから乗り換えるにあたって通話料金が高くならないか心配!という人にもおすすめできますよ。