auを解約すること自体は簡単にできますが、解約前に知っておかないと損をしてしまう事や、ベストなタイミングなどあるので要注意です。
結論から言うと、解約するベストなタイミングは多くの場合、月末になります。
ただしいつの月末がいいのかは、条件によって異なります。
ここでは解約時の落とし穴について解説し、損をしないためにはどうすればいいのかを分かりやすく紹介します。
解約のタイミングやMNP転出の話もその中に含まれますので、解約前に十分に把握するようにしてください。
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auの解約時に知っておかないといけない落とし穴
auの更新月と解約手数料のこと
auの更新月には分かりにくい落とし穴があります。
更新月というのは約2年に1回まわってくる解約手数料のかからない2か月間の事です。
図で表すと以下のようになります。
契約した月の翌月を1ヶ月目として、25ヶ月目と26ヶ月目が更新月になります。(例外:1日に契約した場合は、その月が1ヶ月目。)
この2ヶ月間以外の時に解約する場合は、解約金(契約解除料)が9500円必要になります。
(誰でも割と家族割りの両方を10年以上併用している人は解約金は3000円に減額されます。)
MNP転出する場合には、MNP転出手数料がさらに3000円必要になります。
ここで落とし穴!更新月の計算はスマホ購入日からの計算ではない
上で契約した月と書きましたが、契約した月とは「誰でも割」のようなプランに加入した月のことです。
スマホを購入してから25ヶ月目、26ヶ月目だと思い込んで勘違いしやすいので注意が必要です。
スマホの端末代の分割払いが大体24ヶ月目で終了しますので、その後が更新月だと思っている人が多いという訳ですね。
でも実際には「誰でも割」などに加入した月からの計算なので気を付けてください。
図で説明すると以下のようになります。
でも更新月っていつなのか良くわからないですよね。
自分の更新月を調べる方法
【My auを利用する方法】
1、PCやスマホでMy auにログインします。
2、「スマートフォン・携帯電話」⇒「ご契約内容 / 手続き」⇒「ご契約情報」⇒「料金割引サービス」で確認できます。
【電話で確認する方法】
au携帯から157に電話すれば教えてくれます(9:00-20:00 年中無休)。
更新月は正確に把握しておかないと9500円を無駄に払わなければいけなくなりますので、しっかり確認しておきましょう。
MNP au購入サポートが適用されていると解約金が高額に!
MNP au購入サポートとは、他の携帯会社からauにMNPで乗り換えた時に携帯代金を割引してもらう特典のことです。
⇒詳しくはこちら
これを利用してauを使っていた場合、解約金(契約解除料)が高額になる場合があります。
1か月目に解約する場合には20,000円必要になり、12ヶ月かけて10,870円まで下がります。
スマホの種類によっても変わるので詳しくはこちらを確認してください。
対象の方は把握して、いつ解約すべきなのかを考えておきましょう。
auを解約する場合のベストなタイミングっていつ?
auの1日解約ルールはなくなった!2017年はもう使えない
まず初めにお伝えしておくべきなのは「1日解約ルール」はすでに無くなったという事です。
以前は「更新月の1日(月初めのついたち)に解約すれば、解約手数料を払う必要がなく、さらに更新月の月額も払わなくてよい」という抜け穴のような方法がありました。
ですがこの「1日解約ルール」は2016年12月に廃止されています。
現在では1日に解約した場合でも、その月の月額は全額支払う必要がありますので注意してください↓
(日割り計算にはならないという意味です。)
では、解約のベストなタイミングについてお話しします。
auを解約した後どうするのかでベストなタイミングは変わってきます。
auを解約してdocomoやソフトバンクに乗り換える場合
大手キャリアは月額利用料がauと大きく変わりません。
ですので解約月の末日に解約するのが最も良いタイミングです。
出来る限り早く解約したいと思いますので更新月2か月の内、初月の月末に解約するのが良いでしょう。
そうすれば解約料の9500円を払わず解約することができます。
auを解約して格安SIMに乗り換える場合
auの利用料はだいたい7000円程度だと思います。
当サイトおすすめのUQmobileの場合、「月のデータ通信量2GBで5分以内の通話が何度でも無料」というプランだと月額1980円です。
各自現在の使用料金や選ぶ格安SIMが異なると思いますが、格安SIMに乗り換えることでざっくり月額5000円位安くなる人が多いでしょう。
この仮定で計算すると、解約手数料の9500円を支払ってでも乗り換えたほうがトータルで安くなる人が出てきます。
つまり、更新月まで2ヶ月以上ある人はすぐにでも格安SIMに乗り換えたほうが良いという事になります。
(月額5000円安くなるとすると、更新月まで2ヶ月の人でもその2ヶ月でauより10000円安くなる計算になるため。)
更新月まで1ヶ月以下の人の場合は更新月の月末まで待って解約した方がお得になります。
また、移行先の格安SIMの初月料金が日割りなのか無料なのか全額なのかは確認しておいた方が良いです。
有名な格安SIMについて以下にまとめました。
楽天モバイル | 初月無料 |
LINEモバイル | 初月無料 |
mineo(マイネオ) | 日割り |
UQモバイル | 日割り |
IIJmio | 日割り |
NifMo | 初月無料 |
U-mobile(U-NEXT) | 日割り |
DMMモバイル | 日割り |
OCNモバイルONE (NTTコミュニケーションズ) |
お申し込み日の10日後を含む月が利用開始月
利用開始月は無料 |
BIGLOBEモバイル(ビッグローブ) | 初月無料 |
イオンモバイル | 日割り |
ここで要注意ポイントがあります!
MNP(電話番号そのままで乗り換え)をする場合、更新月の月末にMNP予約番号の発行を依頼しても月末の解約には間に合いません。
auが解約されるタイミングは、乗り換えた先でMNP切り替えが完了した時点です。
MNPの切替申請は、格安SIMが自宅に届いた後、自分でWEB上で依頼できます。
(MNPの切り替えを申請してから完了するまでに数時間かかるので要注意。)
つまり更新月の月末にauを解約するのであれば、月末には格安SIMが自宅に届いている必要があるというわけです。
MNPの有効期限は15日ありますので、更新月の17日あたりに発行してもらい、すぐに格安SIMに申し込む必要があります。
(格安SIMはMNPの有効期限が12日以上残っていないと申込できないなど各社制約があります。)
図で表すとこんな感じです↓
上の図は一例ですので、各社で異なる場合があります。
例えばLINEモバイルの場合、SIMが自宅に届いてから2日後に自動で切り替わります。
⇒LINEモバイルで空白期間無しでMNPする方法
とにかく、更新月の月末ギリギリになってauにMNP予約番号の発行を依頼しても、月末解約には間に合わないという事です。
ちなみにau回線のまま乗り換えるのであればUQモバイルがイチオシです。
⇒【最新版】UQモバイルの評判|速度や使えるiPhoneなど機種情報も紹介
⇒【検証】iPhone8やiPhoneXはUQモバイルで使える?auより安いのか
⇒「iPhoneXS・iPhoneXS Max」「iPhoneXR」はUQモバイルで使える?auと比較も
ドコモ回線に乗り換えるのであれば楽天モバイルがおすすめです。UQモバイルも楽天モバイルも自分で利用しているので間違いないです。
⇒【最新版】楽天モバイルを使用したのでガチ評価!口コミや速度・デメリットなど徹底まとめ
⇒【最新】iPhone8やiPhoneXを楽天モバイルで使える?ドコモより安いのか?
その他、ドコモ回線ならLINEモバイルやmineo、OCNモバイルONEあたりも候補に入れてみてもいいと思います。
スマホ代を一括請求される可能性がある
上で契約更新月とスマホの支払い終わりの月は一致していないという話をしました。
つまり契約更新月に解約する場合、現在お持ちのスマホの代金を支払い終わっていない可能性があります。
auを利用している間は、24ヶ月の分割払いになっていますが、auを解約した時点で残金を一括請求されます。
結構なお金を請求される可能性もありますので、予め準備しておきましょう。
解約月は請求が高くなる場合がある
auを利用している間は各種割引などが適用されている場合があります。
ですが解約月(最終月)はこの割引が適用されません。
これにより、通常より高額な請求になる場合があります。
詳しくはこちらをご確認ください。
ezwebのメアドが利用できなくなる
「@ezweb.ne.jp」のメアドを利用している人は多いと思いますが、このメアドはauを利用している人のみが使えるメアドです。
auを解約した時点で利用できなくなりますので、予め準備をしておきましょう。
格安SIMを利用している人の多くはGmailを利用しています。
GmailはWEBから確認できますし、Gmailアプリもありますので「@ezweb.ne.jp」と変わらない感覚で利用できます。
迷惑メールの除外機能も優れているのでおすすめです。
友達にメアド変更の連絡をしなければいけませんが、auを解約するのであればこれは必須になります。
また、マイネオのようにマイネオ専用のメアド「@mineo.jp」を無料でもらえるところもあります。
auスマートパスのような有料コンテンツは使えなくなる
おそらく利用者が多いと思いますが、月額372円で便利なアプリが使い放題になる「auスマートパス」はauを解約したら使えなくなります。
同様に「ビデオパス」「うたパス」「ブックパス」「Disney pass」も使えなくなります。
auひかりの割引がなくなる
au利用者でauひかりに入っている人も多いと思いますが、その場合「auスマートバリュー」という割引特典に入っていると思います。
auスマートバリューはauを解約した時点で契約解除になりますので、これまで受けていた割引約1000円がなくなります。
ですので今後はauひかりの利用料が約1000円アップすることになります。
アップグレードプログラムの積み立ては消える
月額300円を追加で支払ってスマホを12ヶ月以上利用すると、次の機種変更の時に今のスマホの分割支払い残金の一部(最大7か月分)が実質無料になるというサービスがあります。
それがアップグレードプログラムです。
毎月300円分の積み立てをしているようなイメージになるのですが、auを解約した時点でこの積立は無くなります。
積み立てをいうイメージで理解していると返金されると思ってしまいますが、実際には積立ではないので返ってきません。
残っているauポイントは消える
auポイントを使わずにずっと持っている人は多いと思います。
auを解約した時点でポイントは消えてなくなりますので、事前に使っておきましょう。
auの解約金に充てることはできませんが、auの携帯利用料に使うことは可能です。
その他、充電器やSDカードへの交換もできます。
ポイントを使う方はこちらをご確認ください。
auを解約する方法
auを解約するには2つの方法があります。
純解約するのか、MNPを利用して乗り換えるのかで方法が変わります。
純解約する方法
純解約とは、これまで利用していた電話番号を利用しない解約です。
この場合はauショップに出向いて解約手続きを行います。
auショップに行けば解約手続きについてスタッフが一緒にやってくれるので安心ですが、事前に用意しておかなければいけないものがあります。
それを忘れずに持っていきましょう。
【解約に必要なもの】
①印鑑(サインでもOK)
②本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
③auの携帯電話(紛失してしまった場合にはなくてもOK)
MNPを利用して解約する方法
MNP予約番号の取得
MNP(ナンバーポータブル)を利用する場合にはまずauでMNP予約番号を取得します。
MNP予約番号は電話で取得するのが一番楽です。
契約者が以下の番号にかけてください。
au携帯電話・一般電話共通:0077-75470(無料・9:00-20:00)
MNPの予約番号を発行して欲しいと依頼すればOKです。
依頼するということはauを解約するという事ですので引き留められますが、強い意志で断ればしつこくありません。
その他、auショップに本人確認書類を持って行っても発行してもらえますし、ネットならMy auからも依頼できます。
格安SIMや大手キャリアに申し込み
MNP予約番号の有効期限は15日しかありませんので、あまりゆっくりしているヒマはありません。
また格安SIMの場合、予約番号の有効期限が12日以上残っていないと申込できないところなどもあります。
いずれにせよ10日程度残っていないと申し込みできないので、予約番号を受け取ったら早めに申し込みしましょう。
申し込み方法はこちらを参考にしてください。
UQmobile
LINEモバイル
mineo
IIJmio
U-mobile
NifMo
DMMモバイル
BIGLOBE SIM
イオンモバイル
当サイトでおススメしているのは「UQmobile」「LINEモバイル」「mineo」「IIJmio」です。
ソフトバンクに申込する場合には「おとくケータイ.net」がおすすめです。
店舗と比較してもらえば分かりますが、キャッシュバック額がかなり高く設定されています。
MNP転入切替をする
MNPの転入切替は格安SIM側でやってくれる場合もありますが、その場合は携帯が使用できない空白期間が2-3日できてしまいます。
そうならないように、最近では自分でMNP転入切替できるようになっています。
自分の好きなタイミングで切替できるので、空白期間は2-3時間で済みます。
転入切替が住んだ時点でauは解約となります。
改めてauと解約手続きをする必要はありません。
MNP転入切替の方法は、格安SIMの会社によって異なります。
大体どこもマイページのようなログイン後のページで依頼できるようになっています。
格安SIMと一緒に送られてくる説明書に書いてありますので、よく読んで依頼して下さい。
以下の記事も参考になるかもしれません。
⇒MNPで大手キャリアからUQモバイルに乗り換えする方法を徹底解説
知らない内容があったとしたら、しっかり理解した上でauの解約にのぞみましょう。
au回線の格安SIMに乗り換えるならUQモバイル、ドコモ回線の格安SIMに乗り換えるのであれば楽天モバイルがおすすめですよ~。