docomoは基本2年縛りの契約になっているので、その間に解約すると9,500円の違約金が発生します。
2年縛りの場合、契約25ヶ月目と26ヶ月目が違約金の発生しない解約月ですが、ここには色々な注意点があります。
また、いつのタイミングで解約すればいいのかは人によって異なります。そのあたりもパターン別で紹介したいと思います。
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ドコモの違約金の根本的な考え方を理解しておこう
プラン毎の契約期間を確認しよう
ドコモのプランは大抵2年縛りですが、場合によっては1年の場合もあります。
以下の表をみて、まずは契約期間を確認しましょう。
料金プラン | 契約期間 | 解約金 |
・カケホーダイプラン (定期契約あり) ・カケホーダイライトプラン (定期契約あり) ・データプラン (定期契約あり) ・デバイスプラス 500 (定期契約あり) |
2年間 | 9,500円(税抜) |
・Xiデータプラン フラット にねん ・Xiデータプラン ライト にねん ・Xiデータプラン2 にねん |
2年間 | 9,500円(税抜) |
タイプXi にねん 10年未満 | 2年間 | 9,500円(税抜) |
タイプXi にねん 10年超 | 1年間 | 3,000円(税抜) |
Xiデータプランにねん | 2年間 | ■24か月以下 契約期間に応じて25,600円(税抜)から9,500円(税抜)の解約金がかかります。※初月以降700円(税抜)/月ずつ低減します。■契約満了月の翌月(更新月(25か月目))以降 9,500円(税抜) |
ドコモの2年縛りの違約金が発生しないのは25ヶ月目と26ヶ月目
ここでは2年縛りの場合で解説しますが、1年縛りの場合は契約満了月の翌月と翌々月が解約料無料月です。
例えば2017年8月3日にドコモで契約した場合、2017年9月が1ヶ月目となります。
(例外として1日に契約した場合はその月が1ヶ月目になります。2017年8月1日契約なら、2017年8月が1ヶ月目です。)
この場合、上記のように2019年9月と10月が契約更新月となり、その間に解約した場合は違約金が発生しません。
(以前は契約更新月は1ヶ月間のみでしたが、2016年5月から2ヶ月間になりました。)
機種変更した人は注意!端末を購入した日が契約開始日ではない
機種変更の時に契約更新の場合もあれば、そうでない場合もあります。
上記のようにスマホ代の支払い終わりと契約更新月がずれている場合もありますので、次の方法で正確に更新月を把握しておきましょう。
ドコモの契約更新月を正確に把握する方法
契約満了月が2019年8月だった場合、違約金のかからない解約期間は2019年9月と10月になります。
電話で確認する場合は以下に電話してください。
ドコモの携帯電話から:151
その他の電話から:0120-800-000
プランの解約だけじゃない!端末購入サポートの違約金はもっと高額
忘れがちなのが、端末購入サポートを利用していた場合の違約金です。
端末代が安くなるので利用者も多いと思います。
端末購入サポートを利用して12ヶ月以内にパケット料金プランを解約した場合は数万円の違約金が発生します。1ヶ月目の数え方が、上のプラン契約の場合と同じです。
違約金は機種によって異なるのでこちらで確認してください。
ドコモ解約のベストなタイミングは?
絶対に違約金が発生するのが嫌な場合は、上記の契約更新月(25ヶ月目と26ヶ月目)に解約するのがベストになります。
また、auやソフトバンクに乗り換えする場合も同じです。
一方で格安SIMに乗り換える場合は少し条件が異なります。
大手キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)から格安SIMに乗り換えた人は平均して月5000円安くなっています。
⇒格安スマホ・SIMに変更したら料金はいくら安くなる?利用者30人に聞いてみた
これを考慮すると、違約金の9500円が安く見えてきます。
格安SIMに変更して2ヶ月も経てば10000円以上の節約効果が見込めます。
ですのでdocomoから格安SIMに移行しようと思っている場合、ベストなタイミングは以下のようになります。
更新月まで1ヶ月程度の人⇒更新月まで待って解約する
更新月まで2ヶ月以上ある人⇒すぐにでも解約して乗り換えたほうがお得
格安SIMに乗り換える場合は、乗り換え予定の格安SIMが初月無料なのか日割りなのかも考慮しておいた方が良いです。
初月無料の場合は、月初めから月の終わりまでの間でいつ解約しても損はしません。一方で初月が日割り計算になる場合、ドコモを月末に解約した方がお得になります。
以下に主要な格安SIMの情報を載せておきます。
楽天モバイル | 初月無料 |
LINEモバイル | 初月無料 |
mineo(マイネオ) | 日割り |
UQモバイル | 日割り |
IIJmio | 日割り |
NifMo | 初月無料 |
U-mobile(U-NEXT) | 日割り |
DMMモバイル | 日割り |
OCNモバイルONE (NTTコミュニケーションズ) |
お申し込み日の10日後を含む月が利用開始月
利用開始月は無料 |
BIGLOBE SIM(ビッグローブ) | 初月無料 |
イオンモバイル | 日割り |
図でまとめたほうが分かりやすそうなので、まとめてみました↓
格安SIMに乗り換えようと思っている人は、ほとんどの場合すぐにでも乗り換えたほうがメリットは出ると思います。
その時に1点だけ注意ですが、端末購入サポートを利用しているなら、12ヶ月までは待った方がいいでしょう。
月々サポートの2年縛りも要チェック
端末購入サポートと混乱してしまいますが、端末購入サポートは端末代自体を安くするものです。
月々サポートは端末の毎月の分割代から、一部をドコモが負担してくれるというサービスだです。
ほとんど同じような感じですが、端末購入サポートは12ヶ月縛りで、違約金が高額となっています。
月々サポートは24ヶ月縛りで、解約すると残りの端末代を一括で返済する必要があります。
月々サポートはほとんどのドコモユーザーが利用していると思いますが、24ヶ月以内に解約した場合はスマホの残債を一括で払う必要がありますので、一応把握しておきましょう。
ドコモの解約とMNPの手続き手順を紹介
純解約はドコモショップのみで受付
純解約の場合は、ドコモショップに出向いて解約の意思を伝えるしか方法がありません。
以下のものを用意してドコモショップに行き、解約したい旨を伝えましょう。
解約時に用意するもの
・(UIMカードがない場合)ネットワーク暗証番号
もしくは契約者の本人確認書類
・契約者本人でない場合、確認書類
本人確認で使える確認書類
・運転免許証(都道府県公安委員会発行のもの)
・個人番号カード
・健康保険証
・住民基本台帳カード(顔写真付き)
・在留カード(または)外国人登録証明書
・公共料金領収証
・マイナンバーの印字がない住民票
いずれも発行から3か月以内、現住所が明記されている原本
契約者名義と同一のものに限定
公共料金領収証は領収印があるものまたは発行日(口座引き落とし日)が記載されている口座振替済通知書に限る
・未成年者の本人確認書類
・親権者の同意書
・親権者の本人確認書類
MNPを利用する場合の手続き
MNPは電話でOKです。
ドコモからMNP予約番号を発行してもらおう
以下の番号に電話します。
ドコモの携帯電話から:151
一般電話から:0120-800-000
(年中無休 9:00-20:00)
MNP予約番号を発行してほしいと伝えましょう。解約となるため、多少引き止められたり、理由を聞かれたりするので予め準備をしておきましょう。
価格の問題など、素直に答えて問題ありません。
MNP予約番号には有効期限が15日しかありません。10日以上残っていないと申し込みできない格安SIMなどがありますので、予約番号を発行してもらったらすぐに次の会社に申し込みをしておきましょう。
次の格安SIMなどで、回線切り替えが完了した時点でドコモは解約となります。ドコモに改めて連絡する必要などはありません。
MNP転出にかかる手数料は税抜2000円!その他必要な費用についても知っておこう
MNPの転出にはドコモに払う2000円(税抜)の手数料が必要になります。
また、格安SIM各社は契約時に事務手数料が3000円ほど必要になります。
ですので違約金などがなくてもトータルで5000円は手数料が発生します。
格安SIMや大手キャリアに契約を申し込む
本人確認書類、クレジットカード、MNP予約番号を用意して、次の会社に申し込みをしましょう。
乗り換え先がドコモ系格安SIMならSIMロック解除なしでこれまでの端末を使用できます。
ドコモ回線を利用している格安SIMを以下に列挙しておきます。それぞれ画像付きで申し込み方法を掲載していますので確認してみて下さい。
docomo解約のQ&A
今まで使用していたメールは移行できるの?
「@docomo.ne.jp」のメールアドレスは使用できなくなります。
格安SIMの場合は、GmailやYahoo!mailなどのフリーメールを利用するのが一般的です。
溜まっていたdポイントやドコモポイントはどうなる?
ドコモポイントは消滅しますが、dポイントは残せます。
ですのでドコモポイントは使い切ってしまった方がいいと思います。
2015年4月までに獲得したポイントがドコモポイントなので、持っている人は少ないかもしれませんが一応確認しておきましょう。
dポイントも継続利用の手続きはしておく必要があります。こちらを確認しておきましょう。
おサイフケータイ(電子マネー)は引き継げるの?
おサイフケータイは引き継げます。
UQモバイルでの解説ですが方法は同じなので、こちらを確認してみてください。
ドコモ回線でおすすめの格安SIMは、楽天モバイルです。ポイントなどのサービスが豊富で、安くて速いです。
⇒楽天モバイルを使用したのでガチ評価!口コミや速度・デメリットなど徹底まとめ
その他、格安SIMの速度も計測して利用しやすさなど評価しています。
⇒【14社MVNO】格安SIMの通信速度をグラフで比較|速くて快適なのはどれ?