G-Call SIMは株式会社ジーエーピーが提供している格安SIMです。
ジーエーピーは通話アプリ「G-Call」を開発していることで知られており、そのジーエーピーによる格安SIMということで話題になりました。
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G-Call SIMの料金プラン
容量プラン | データ専用SIM | データ専用+SMS対応SIM | 音声通話付きSIM |
0GB※ | 500円 | 640円 | 1,200円 |
1GB | 650円 | 790円 | 1,350円 |
3GB | 880円 | 1,020円 | 1,580円 |
5GB | 1,500円 | 1,640円 | 2,200円 |
7GB | 1,820円 | 1,960円 | 2,520円 |
10GB | 2,560円 | 2,700円 | 3,260円 |
20GB | 4,980円 | 5,120円 | 5,680円 |
30GB | 6,980円 | 7,120円 | 7,680円 |
※最大通信速度は200kbps
オプション料金
留守番電話 | 300円/月 |
割り込み電話 | 200円/月 |
10分かけ放題 | 800円/月 |
ウィルスバスターモバイル月額版 | 250円/月 |
タブホ | 500円/月 |
追加チャージ | 200円/100MB |
そのほかの手数料
SIMカード手配料 | 394円/枚 |
契約事務手数料 | 3,000円(特典で無料) |
SIMカード再発行 | 3,000円 |
SIMカードサイズ変更 | 3,000円 |
SIMカード交換 | 3,000円 |
MNP転出手数料 | 3,000円 |
音声通話機能解除調定金 | 9,800円
(音声通話付きSIMを12ヶ月以内に解約した場合) |
G-Call SIMの特徴と6つのメリット
まずはG-Call SIMの特徴やメリットを見ていきましょう。
事務手数料3,000円が無料
格安SIMでは契約時に3,000円の事務手数料がかかるのが一般的です。
G-Call SIMでも本来であれば3,000円の契約事務手数料がかかりますが、申し込み特典によって無料になります。
G-Callを利用すれば通話料が半額に
G-Call SIM最大の特徴は音声通話の通話料が半額になることです。
同社の通話サービス「G-Call」を利用することで通話料が通常の20円/30秒から半額の10円/30秒になります。
G-Callは専用アプリから通話をかけるだけで利用可能です。
スマホの電話帳を自動で読み込んでくれるので、すでに登録してある電話番号にかける場合は一覧から電話番号を選択するだけでかけることができます。
専用アプリが使えない場合は発信先番号に4桁の番号をつければG-Callが適用されます。4桁の番号は会員専用ページ「マイG-Call」から確認できます。
業界最安クラスで10分かけ放題が利用できる
G-Callにはオプションとして10分かけ放題が用意されています。月額800円で1回10分までの通話が何度でも無料になるので、短い通話を何度もする人ならお得です。
G-Callの10分かけ放題はもともと5分かけ放題でしたが、途中から料金そのままに10分かけ放題に延長されました。
月額800円で利用できるのは10分かけ放題としては業界最安クラスです。
10分超過後も半額の10円/30秒で通話ができるので安心です。
MNPに対応しており、今の電話番号をそのまま使える
G-Call SIMは電話番号をそのまま引き継ぐ「MNP(ナンバーポータビリティ)」に対応しています。
電話番号を変えることなくG-Call SIMに乗り換えることができるので、わざわざ電話番号が変わったことを友人に知らせたりする必要がありません。
無料でプラン変更ができる
G-Call SIMは契約後も無料でプラン変更ができます。当月の25日までに申し込むことで、翌月のデータ通信量を変更することが可能です。
例えば、
「来月は旅行の予定があり、データ通信量をたくさん使いそうだから大容量プランに変更する」
「自宅でWi-Fiが使えるようになったので来月からはデータ通信量を少なくする」といったことが可能です。
申し込み手続きはマイG-Callから簡単にできます。
バースト転送機能対応
G-Call SIMは低速時のバースト転送機能に対応しています。
データ通信量を使い切って低速になると、最大通信速度が200kbpsに制限されます。
200kbpsというのはかなり遅く、ゲームや動画視聴はほぼできませんし、ブラウジングやSNSも一苦労です。
しかし、G-Call SIMはバースト転送が使えるので、低速でもブラウジングやSNSであればすぐに読み込まれるので、快適に利用できます。
G-Call SIMの注意点やデメリット
G-Call SIMにはたくさんのメリットがありました。しかし、注意点やデメリットも存在します。
店舗が用意されていない
G-Call SIMは実店舗が用意されておらず、申し込みはもちろん端末の設定や解約といった契約後の手続きもすべてネットでする必要があります。
また、故障などのトラブルがあった際も対面によるサポートを受けることはできません。
最近では大手キャリアのように店舗を設けて手厚いサポートを提供する格安SIMも増えてきているので、初心者の人はそういった格安SIMにしたほうが良いでしょう。
端末とのセット販売はほとんど取り扱っていない
格安SIMの中にはSIMカードと端末をセットで販売しているところもあります。
セットで販売されている端末はそのSIMカードで動作することが保障されており、初心者でも安心して使えるというメリットがあります。
G-Call SIMでも端末のセット販売は扱っていますが、購入できるのはZenFone Liveだけです。セット販売が1種類しかないので、他の端末を使いたい人にとっては選択肢がありません。
公式アプリはない
G-Call SIMには公式アプリがありません。そのためデータ通信量の残量を確認したり、プラン変更などの手続きをしたりする場合は会員ページであるマイG-Callから行います。
公式アプリがある格安SIMなら各種手続きがアプリからワンタッチで出来るのでとても楽です。
それらの格安SIMと比べると毎回ブラウザからマイG-Callにアクセスしないといけないので煩わしいです。
低速時に直近3日間で366MB以上通信をするとさらに速度制限がかかる
G-Call SIMは高速通信時には速度制限がないので、月間のデータ通信量を使い切らない限りは無制限に通信が行えます。
低速通信時は動画やアプリのダウンロードといった重たい作業はまずできないので、よほどのことがなければ速度制限にはかかりませんが、もし低速時に速度制限にかかるとさらに速度が遅くなります。
低速通信を使う場合は速度制限があるということを頭に入れておきましょう。
マイナーな格安SIMなため、口コミや評判がほとんどない
G-Call SIMの通話アプリ「G-Call」は他の格安SIMでも利用できます。そのためG-Call自体は格安SIM利用者の中ではまずまずの知名度があります。
しかし、その格安SIMであるG-Call SIMは知名度が低く、口コミや評判を検索してみてもほとんど出てきません。
そのため情報収集がしづらいですし、困ったことがあったときに同じG-Call SIMユーザーに聞いてみるといったことも難しいです。
G-Call SIMはこんな人におすすめ!
G-Callでお得に通話をしたい人
G-Call SIMはG-Callでお得に通話をしたい人に向いています。
実はG-Call自体は他の格安SIMでも使えますが、格安SIMと通話アプリを別々に契約することになるので面倒くさいです。
G-Call SIMなら契約してすぐG-Callを使うことができるので、別途G-Callを申し込む必要がなく楽です。
それなら専用の通話アプリが用意されている他の格安SIMを使っても良いのですが、G-Callの通話料は非課税なので、同じ時間だけ電話しても消費税8%分だけ他社より安いです。
低速時も快適に利用したい人
G-Call SIMはバースト転送に対応しているので、データ通信量を使い切った後でも快適に利用できます。
さすがに動画視聴やアプリのダウンロードなど、大容量のデータ通信が発生する用途には向きませんが、テキスト中心のウェブサイト閲覧やSNS、音楽ストリーミングくらいであれば問題なく利用できます。
こんな人にはG-Call SIMはおすすめではない
格安SIM初心者の人
格安SIMを初めて使う、という人にはG-Call SIMはおすすめではありません。
G-Call SIMは店舗を持っていないので、申し込みはもちろん各種手続きをすべて自分でしないといけませんし、対面によるサポートも受けられません。
加えてG-Call SIMは利用者数が少ないため、他のユーザーに分からないことを聞いたり、情報を交換したりといったことが難しいです。
まとめ
G-Call SIMは通話アプリ「G-Call」を使いたい人におすすめの格安SIMです。G-Call自体は他の格安SIMでも使えますが、G-Callの利用登録もしないといけないので煩わしいです。
G-Call SIMなら契約してすぐにG-Callが使えるようになるので、別途申し込む必要がありません。
G-Callは通話料が半額になり、しかも非課税なので他社の同様のサービスよりもお得です。有料オプションである10分かけ放題も業界最安クラスで利用できるので、通話料を安くしたい人に向いています。