高速モバイルhi-ho LTE typeDは、ドコモ回線の格安SIMです。
今回は、高速モバイルhi-ho LTE typeDのメリット・デメリットについて解説します。契約を検討している方は、参考にしてみてくださいね。
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高速モバイルhi-ho LTE typeDとは?通信量や月額料金を解説
インターネットのプロバイダーであるhi-hoが手がけているのが特徴で、楽天モバイルやワイモバイルなどの大手と違い、申し込みは基本的に公式サイト経由です。
プランは4つ存在し、それぞれに細かい違いがあります。料金と通信量を表にまとめたので、ご覧ください。
SIMカード 上限枚数 |
データ通信専用 SIM(税抜) |
音声通話対応 SIM(税抜) |
|
エントリー(2GB) | 1枚 | 770円 | 1470円 |
ミニマムスタート(3GB) | 1枚 | 933円 | 1633円 |
アソート(3GB) | 3枚 | 1409円 | 2109円 |
ファミリーシェア(10GB) | 3枚 | 2838円 | 3538円 |
月額料金の設定はやや細かく、料金設定は可もなく不可もありません。安さを求めるだけなら、DMMモバイルなど他の格安SIMを検討した方が良いでしょう。
その他のメリットに魅力を感じるかどうかで、契約するべきかそうでないかが決まってきます。
高速モバイルhi-ho LTE typeDの3つのメリット
まずは、高速モバイルhi-ho LTE typeDのメリットから解説します。
全体的には他社でも同様のメリットがあるので、高速モバイルhi-ho LTE typeD特有のメリットとは言えませんが、説明していきます。
高速データ通信をオフにして、通信量を節約できる
IIJmioやmineoなど様々な格安SIMでも同様のサービスが展開されていますが、まず高速データ通信をオフにして、通信料の節約ができるのはメリットですね。
ただし特に公式アプリなどは提供されていないので、Myサポートから手続きを行うことになります。
低速時も、バースト機能で快適に通信できる
高速モバイルhi-ho LTE typeDで高速データ通信をオフにしているときは最大速度が200kbpsに制限されますが、「バースト機能」があるため快適に通信できます。
例えばSNSやネット掲示板の閲覧といった読み込むデータ量が少ない用途なら、バースト機能があることで普段と変わらない高速で読み込めます。
低速通信による通信量の節約はできても、バースト機能は使えない格安SIMはたくさんあります。
バースト機能が使える点は、高速モバイルhi-ho LTE typeDのメリットと言えますね。
最大3枚のSIMカードで容量シェアができる
高速モバイルhi-ho LTE typeDでは、「アソート」か「ファミリーシェア」で契約していれば最大3枚のSIMカードを使って通信量をシェアできます。
複数枚のSIMカードを一つの契約で運用できるのは、契約がごちゃごちゃせずまとまるので便利です。様々な会社でばらばらに格安SIMを契約するとこんがらがってしまいますよね。
家族で乗り換えたり、スマホとタブレットなど複数の機器で通信を行ったりしたい場合は、高速モバイルhi-ho LTE typeDでこれらのコースを契約すると良いでしょう。
IIJmioやOCNモバイルONE、BIGLOBE SIMなど、様々な格安SIMでも同様のサービスを利用できます。
容量シェアをしたければ絶対に高速モバイルhi-ho LTE typeDを選ばなければいけない、というわけではありません。
高速モバイルhi-ho LTE typeDの4つのデメリット
ここからは、高速モバイルhi-ho LTE typeDのデメリットを解説します。
サービス内容の充実度がイマイチであることが、高速モバイルhi-ho LTE typeDのデメリットと言えるでしょう。
速度に関する評判が見受けられない
まず挙げられるのは、高速モバイルhi-ho LTE typeDの速度です。信憑性のある速度に関する評判はほとんど見受けられず、契約してみるまでわかりません。
公式サイト以外における情報の少なさは、デメリットですね。
最大10GBまでしか契約できない
高速モバイルhi-ho LTE typeDは、最大10GBまでしか契約できません。
ドコモなど大手キャリアが20~30GBのプランを登場させたことに伴い、格安SIMも各社で大容量プランを展開しています。
しかし高速モバイルhi-ho LTE typeDでは、最大10GBまでしか契約できません。これもデメリットとして挙げられますね。
選べる通信量が少ない
最大容量が10GBであることも難点ですが、まず選べる通信量が2、3、10GBの3種類しかないのは問題です。
これらの容量のどれかでまかなえる人にはまったく問題ありません。
しかし例えば1GBや5GB、7GBといった通信量が必要なら、高速モバイルhi-ho LTE typeDは契約候補に入らないでしょう。
追加チャージの容量は1000MBで2,000円(税抜)など高額なので、端数はチャージで補う、といったことも困難です。
かけ放題が使えない
最後に、高速モバイルhi-ho LTE typeDではかけ放題オプションが用意されていないことも気になりますね。
かけ放題が使えないので、通話料金は30秒20円で固定です。長電話をしたり、毎日数分程度の電話をしたりする人には、不便に感じられるでしょう。
まとめ
今回は、高速モバイルhi-ho LTE typeDのメリットとデメリットを解説しました。
サービス内容はあまり充実しておらず、月額料金も特筆する安さではないため、契約にあたって重要なのは通信速度となるでしょう。
もしも高速モバイルhi-ho LTE typeDの速度が安定して高速な場合は、それが様々なデメリットを補える最大のメリットです。
高速モバイルhi-ho LTE typeDは、一度データ通信専用SIMで契約してから音声通話対応SIMにSIMカードを変更することも可能です。
試しにデータ通信専用SIMで契約して使ってみて、不満がなければ音声通話対応SIMに切替えるのも良いでしょう。