IIJmioとBIGLOBEモバイルは、どちらもプロバイダ系の格安SIM。しかしそれぞれ、細かい仕様が異なっています。
今回は、IIJmioとBIGLOBEモバイルのどちらがお得かを検証していきます。
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IIJmioとBIGLOBEモバイルは「ドコモ&au回線」の格安SIM
IIJmioとBIGLOBEモバイルは、どちらもドコモ回線とau回線のSIMカードを提供しているのが特徴です。
またインターネットプロバイダの大手が手がけていることも、IIJmioやBIGLOBEモバイルの共通点と言えるでしょう。
光回線とのセット契約で安くなる
IIJmioはIIJmioひかりとのセットで月額600円引き、BIGLOBEモバイルはビッグローブの固定回線サービスとセット契約で最大300円の割引を受けられます。
通信速度はどちらも安定度が同じくらい
IIJmioもBIGLOBEモバイルも、通信速度は時間帯によって変わります。
平日の午前中や昼過ぎは快適に通信できますが、12時台や17時〜22時といった夜の時間帯は回線の混雑により通信速度が下がりやすい傾向にありますね。
回線速度の安定を重視する人は、IIJmioもBIGLOBEモバイルも候補に入ってこない場合があるでしょう。
速度重視ならUQモバイルとY!mobileが圧倒的でおすすめです。
ただし、BIGLOBEモバイルのau回線プランはちょっと話が変わってきます。詳しくは、下にある「BIGLOBEモバイルのメリット」の項目で解説します。
家族での通信量シェアができるのも共通
IIJmioもBIGLOBEモバイルも、家族で通信量シェアができるサービスを提供しています。
家族で格安SIMに乗り換えるなら、IIJmioもBIGLOBEモバイルもおすすめですね。
端末ラインナップもそれぞれ豊富
IIJmioとBIGLOBEモバイルは、どちらも端末のセット販売に積極的です。
・arrows M04
・ZenFone 4
・P10 lite
などなど、様々なSIMフリースマートフォンが販売されています。
しかし端末販売においては、どちらも独自のメリットを持っています。次項より詳しく解説するので、参考にしてみてください。
IIJmioを選ぶ3つのメリット
続いて、BIGLOBEモバイルよりもIIJmioを選ぶべきであるポイントをチェックしてみましょう。
IIJmioでなら得られるものの、BIGLOBEモバイルでは得られないメリットがたくさんあります。
BIGLOBEモバイルでは使えない、低速モードを利用可能
BIGLOBEモバイルでは、IIJmioやDMM mobile、UQ mobile、楽天モバイル、mineo、OCNモバイルONEなどで使える低速モードが利用できません。
低速モードとは、通信速度を自分から下げることで代わりに高速通信のパケット消費を抑えられる機能です。
ただし、BIGLOBEモバイルではあるオプションを契約することでIIJmio以上に効果的に通信量を節約できます。
かけ放題の分数が3分や10分で長く、家族通話に有利
IIJmioのかけ放題の分数は、3分か10分です。家族通話ならそれぞれ、10分、30分利用できます。
BIGLOBEモバイルにもかけ放題はありますが、3分間です。かけ放題の自由度の高さでは、IIJmioの方が有利となりますね。
IIJmioなら端末を一括購入可能
IIJmioでは、セット購入するSIMフリー端末が一括購入可能です。
言い換えれば、BIGLOBEモバイルだとセット購入端末が分割購入のみに限られてしまうんです。
すぐに利用料金を払い終えれば、その分毎月のスマホ代は下がります。
端末のセット購入にあたりスマホ代を安く抑えたいなら、オススメはBIGLOBEモバイルよりも支払いをすぐ終えられるIIJmioですね。
BIGLOBEモバイルを選ぶ4つのメリット
最後に、BIGLOBEモバイルを選ぶことでのメリットをチェックしてみましょう。
BIGLOBEモバイルは独自性の強い格安SIMで、特にエンタメフリー・オプションの存在が重要です。
エンタメフリー・オプションを契約すれば対象アプリで動画見放題・音楽聴き放題
BIGLOBEモバイルでは、エンタメ・フリーオプションの契約によって対象アプリを使い放題にできます。
・YouTube
・AWA
・Spotify
・Amazon MUSIC
・Apple Music
・GooglePlay Music
・U-NEXT
・AbemaTV
・radiko.jp
これらのアプリを使い放題にできるので、対象アプリを利用する機会が多いなら活用しやすいですね。
1GBプランも契約できる(注意点あり)
IIJmioは最低でも3GBからの契約になりますが、BIGLOBEモバイルなら最低1GBから契約することが可能です。
ただし1GBプランだとエンタメフリーオプションが利用できなかったり、シェアSIMが使えなかったりなどのデメリットもあるので注意しましょう。
au回線は提供が始まったばかりなので、速度にある程度期待できる
BIGLOBEモバイルのau回線は提供が始まったばかりです。つまり、ユーザー数は少ないと考えられます。
格安SIMは、ユーザー数が少ないとその分回線混雑がしづらいため、通信速度も高速になります。
最終的にはドコモ回線のプランと変わらなくなると考えられますが、現時点でBIGLOBEモバイルのau回線プランは速度面で期待できますね。
iPhoneを購入可能
iPhone SEとiPhone 6sを契約できるので、iPhoneをセット購入したいと考えている方は検討してみてはどうでしょうか。
まとめ
IIJmioとBIGLOBEモバイルは、どちらもキャリアから乗り換えることでスマホ代を下げられる選択肢です。
IIJmioは通話面で有利、また低速モードが使えるのも嬉しいポイントでしょう。
BIGLOBEモバイルはエンタメフリー・オプションが強力。YouTubeなどを頻繁に使うなら、圧倒的に有利です。
何を重視するか考え、通話重視ならIIJmio、動画や音楽重視ならBIGLOBEモバイルを検討してみてはどうでしょうか。