カシモは株式会社MEモバイルが手掛ける格安SIMです。
200種類を越える豊富な中古端末とSIMカードをセットで購入できるのが最大の特徴で、端末セットを購入したい人に向いています。
今回はカシモのメリット・デメリットや評判について徹底的に解説します。
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カシモの料金プラン
データ通信量 | データ専用 | データ+SMS | 音声通話 |
1GB | 980円 | 1,300円 | 1,800円 |
3GB | 1,680円 | 1,880円 | 2,380円 |
5GB | 1,980円 | 2,180円 | 2,680円 |
7GB | 2,280円 | 2,480円 | 2,980円 |
10GB | 2,780円 | 2,980円 | 3,480円 |
オプション料金
留守番電話※ | 300円/月額 |
キャッチホン※ | 200円/月額 |
容量追加 | 500円/0.5GB、1000円/1GB(月6回まで) |
※別途オプション変更手数料がかかる
そのほかの手数料
登録事務手数料 | 3,000円 |
MNP転入手数料 | 3,000円 |
SIMカード交換手数料 | 3,000円 |
プラン変更手数料 | 3,000円 |
オプション変更手数料 | 2,000円 |
MNP転出手数料 | 3,000円 |
SIMカード損害金 | 2,000円 |
解約金 | 9,500円 |
カシモの特徴と4つのメリット
まずはカシモの特徴とメリットを見ていきましょう。
200種類以上の中古端末とセット購入できる
カシモ最大の特徴は200種類以上の中古端末とSIMカードをセットで購入できることです。
他にも端末とのセットを取り扱っている格安SIMはありますが、これだけの種類の端末を扱っているところはありません。
国内で高い人気を誇るiPhoneを始め、ASUSやHUAWEIなどの海外メーカー製のスマホ、富士通やソニーといった国内メーカーのスマホなど、あらゆるメーカーの機種を取り扱っています。
端末はAPN設定済みで届く
通常格安SIMを契約した場合、SIMカードの挿入やAPN設定といった初期設定を自分でしないといけません。
初期設定は決して難しくはありませんが、格安SIM初心者だとやり方が分からないかもしれませんし、そもそも面倒くさいです。
しかし、カウモなら端末にSIMカードが挿入され、APN設定済みの状態で商品が届きます。そのため、購入して端末が届いたらすぐに使い始めることができます。
不要になった端末の下取りをしてくれる
カシモでは不要になった端末の下取りも行っています。
カシモで端末を購入し、以前まで使っていた端末がいらなくなっても下取りしてくれるので助かりますね。
直近3日間の速度制限がない
一般的な格安SIMには速度制限があり、直近3日間で一定以上(例えば366MB以上)の通信を行うと、一時的に速度が制限されてしまいます。
カシモにはそういった速度制限が一切ありません。
カシモの注意点や5つのデメリット
カシモにはたくさんのメリットがありました。しかし、いくつか注意点やデメリットも存在します。
データSIMにも最低利用期間あり、しかも24ヶ月と長い
カシモはすべてのプランおよびSIMカードタイプに最低利用期間が設定されています。格安SIMでは音声通話SIMのみ最低利用期間があり、データ通信専用SIMには最低利用期間がないのが一般的です。
しかも最低利用期間が24ヶ月とかなり長いです。他の格安SIMだと半年~1年であることがほとんどなので、それらと比べると解約がしづらいです。
月額料金が高く、SIMカードのみで契約するメリットはない
カシモは端末とのセットだけでなく、SIMカード単体で契約することもできます。しかし、SIMカードのみでカシモを契約するメリットはほとんどありません。
まず月額料金が他社と比べると割高です。
例として、カシモの音声通話SIMと人気の格安SIMの1つであるLINEモバイルの音声通話SIMの料金を比較してみると以下の通りです。
カシモ | LINEモバイル※ | |
1GB | 1,800円 | 1,200円 |
3GB | 2,380円 | 1,690円 |
5GB | 2,680円 | 2,220円 |
7GB | 2,980円 | 2,880円 |
10GB | 3,480円 | 3,220円 |
※1GBはLINEフリープラン、それ以外はコミュニケーションフリープラン
すべてのプランにおいて、LINEモバイルのほうが安いです。LINEモバイルもどちらかというと料金的には割高な格安SIMですが、それ以上にカシモは高いという事になります。
しかもカシモにはLINEモバイルのカウントフリーのような独自機能は用意されていませんし、オプションもほとんどありません。したがって、サービス内容も乏しいです。
通話アプリやかけ放題オプションがない
カシモには通話料が安くなる専用の通話アプリや、「10分かけ放題」などのかけ放題オプションが用意されていません。
通話をするたびに20円/30秒の通話料がかかるので、たくさん電話をすると通話料が高額になります。
たくさん電話をする人は通話がお得になるサービスが充実している格安SIMを選ぶか、「楽天でんわ」など、どの格安SIMでも利用できる通話アプリを利用しましょう。
マイページがなく、各種手続きは電話でする必要がある
カシモには会員向けのマイページがありません。
他の格安SIMではインターネット上で簡単に出来るプラン変更やデータ通信量の確認、顧客情報の変更といった手続きを、カシモではすべて電話でしないといけません。
いちいち電話をかけないといけないのは面倒くさいですし、受付時間も10:00~19:00と決まっているので、タイミングが合わないといつまでも手続きができません。
プラン変更が有料
カシモでは契約後もプラン変更をすることができます。しかし、プラン変更をするたびに3,000円の手数料がかかります。
カシモはこんな人におすすめ!
特徴やメリット、デメリットを踏まえると、カシモは以下のような人におすすめです。
スマホとSIMカードをセットで購入したい人
カシモはスマホとSIMカードをセットで購入したい人におすすめです。
セット購入自体は他の格安SIMでもできますが、取り扱っている端末数には限りがあるため、自分の使いたいスマホを扱っていないという事も多いです。
カシモでは200種類を越える端末から選ぶことができます。最新端末はもちろん、少し古い端末や型落ちモデルもあるので、自分が使いたい端末を選びやすいです。
APN設定をしたくない人
カシモで端末とSIMカードをセットで購入すると、APN設定がされた状態で送られてきます。
こんな人にはカシモはおすすめではない
逆に、以下のような人にはカシモはおすすめではありません。
SIMカード単体で契約したい人
カシモがお得なのはあくまでも端末とSIMカードをセットで購入する場合に限ります。
月額料金は割高ですし、サービス内容も乏しいです。
200種類以上の端末を取り扱っていること以外には特徴やメリットはほとんどないため、SIMカード単体で契約したいなら別の格安SIMを選ぶ方が良いでしょう。
電話をたくさんかける人
カシモには通話アプリやかけ放題オプションなど、通話がお得になるサービスは一切用意されていません。そのため、電話をたくさんかける人だと安くなるどころかむしろ高くなる可能性もあります。
まとめ
カシモは200種類以上の中古端末を取り扱っている珍しい格安SIMです。これだけたくさんの端末を取り扱っている格安SIMは他にありません。
自分に合った端末を選ぶことができるので、端末セットを購入したい人には十分おすすめできます。
ただし、それ以外にはあまりメリットや特徴がないので、SIMカードのみを契約したい場合は別の格安SIMを選びましょう。