NifMoとFREETELは、どちらも月額料金がキャリアに比べて安く抑えられる格安SIMです。
それぞれに独自のメリットがあるので、自分により合ったものを選んで契約するのがおすすめです。
格安SIMへの乗り換えを検討している方は、どちらを選ぶべきか決めかねている場合参考にしてみてくださいね。
この記事の見出し(ジャンプできます)
NifMoとFREETELはドコモ回線の格安SIM
NifMoとFREETELは、両方ドコモ回線の格安SIMです。ドコモ端末をそのまま使い回すことができますし、SIMフリースマートフォンにSIMカードを入れて利用することもできます。
使える場所は本家のドコモとまったく変わりません。ドコモの通信エリア内なら、NifMoもFREETELも変わらず使用できます。
とくに地方に住んでいる場合や旅行の機会が多い人は、通信できる場所が非常に充実しているドコモ回線が有利ですね。
通信速度の評判はどちらもそれほど変わらず
NifMoもFREETELも、通信速度についてはそれほど評判が良くありません。ドコモと同じ場所で使えるのに速度の評判が悪いって、どういうこと?と思ってしまうかもしれませんね。
NifMoとFREETELは、確かにドコモと同じエリアで使えます。しかしNifMoやFREETELは、ドコモが所有する広い回線帯域の一部でのみ使えるしくみです。
平日のお昼や夜にスマホを使う機会が多い学生や社会人の方は、注意が必要となるでしょう。
NifMoを選ぶメリットは安定性にある
NifMoを選ぶメリットは、大きく分けて二つです。NifMoに言えるのは、サービスの安定性が高いことですね。
NifMoはプランがシンプルでわかりやすい
NifMoは、格安SIMの中でもトップクラスにプランがシンプルです。実質1種類のTONEなどに比べると負けますが、3つしか料金プランの選択肢がないのはIIJmioと共通していますね。
3GB、7GB、13GBから自由にプランを選んで契約できるので、シンプルでわかりやすくなっています。
プランを限られた選択肢からのみ選べるのは一見デメリットですが、あれこれ悩む必要性が薄いのは優柔不断な人やスマホの使い方についてよくわからない人にとって便利でしょう。
普通は3GBプラン、ちょっと動画や音楽を楽しむ機会が多めなら7GBプラン。毎日動画を何本か楽しみたいなら13GBプランを選ぶのが良いでしょう。
10分かけ放題を安く利用できる
FREETELは、10分かけ放題オプションが月額1,499円で利用可能です。しかしNifMoなら、月額830円とより安価で利用できます。
NifMoは大手プロバイダの@niftyが手がけているので信頼性が高い
NifMoは、@nifty(ニフティ)が手がける格安SIMです。
大手プロバイダが手がけている関係上、当然ですがそのサービスは安定性が高く、信頼を置けます。
FREETELは正直なところ、ユーザーにとって非常に不利な端末セットのプランを登場させて炎上してしまったり発表した仕様が間違っていたことが発売後に判明して炎上してしまったりと、信頼性がイマイチです。
FREETELを選ぶメリットは?
FREETELを選ぶメリットも、チェックしていきましょう。
FREETELは、しっかりと調べて使える人におすすめの格安SIMです。ただしそれでも一つ、注意しなければいけないポイントがあります。
FREETELは月額料金を安く抑えることもできる
FREETELは、月額料金を安く抑えることができます。データSIMなら299円、音声通話SIMは999円から利用可能です。
NifMoは最安値でもデータSIMの900円、音声通話SIMは1,600円です。
ただしFREETELのこれらの料金は、次項で説明する使った分だけ安心プランにおける最低料金。実際に299円などに抑えるのはけっこう大変なので、注意が必要です。
使った分だけ安心プランなら使った分だけ料金を支払える
FREETELの使った分だけ安心プランは、月額299円から利用できる格安SIMです。
使った分だけ安心プランは、毎月の使った通信量における設定された月額料金を支払うしくみです。100MB以内に高速通信量が収まった場合のみ、月額299円や999円となります。
通信量が不安定な人は、毎月一定量しか使えないNifMoより使った分だけ安心プランがおすすめです。
なおFREETELには、NifMoのように毎月の通信量が決まったプランも別途存在します。そちらも1~50GBといった幅広い選択肢があるので、使った分だけ安心プランを希望しない人には定額プランがおすすめです。
低速モードが使える
FREETELは、最大200kbpsで通信可能な低速モードが利用できます。
低速モード利用中は高速通信量を消費しないので、通信量を節約し月額料金を節約できます。
注意!FREETELは既に楽天に買収済み
最後に注意ですが、FREETELは既に格安SIMの業務を楽天に買収されています。
FREETELの公式サイトを見ても一見そうは見えませんが、既にニュースにもなりました。
今のところとくに買収による問題や仕様変更などは起こっていませんが、FREETELは今後プランが変更されたり楽天モバイルに完全統合されたりする可能性もないわけではありません。
将来的にどうなるかわからないのが、FREETELの要注意ポイントと言えるでしょう。
まとめ
NifMoもFREETELも、ドコモ回線の格安SIMです。しかし展開されているプランの数や内容は、まったく異なっています。
FREETELは将来的にどうなるか不透明なので、基本的には迷ったらNifMoを選んでおいた方が良いでしょう。