OCNモバイルONEには複数のSIMカードでデータ通信量をシェアする「容量シェア」というサービスが用意されています。
今回はOCNモバイルONEの容量シェアの方法やメリット、注意点について解説します。
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OCNモバイルONEでは最大5枚のSIMカードで容量シェアができる
OCNモバイルONEでは複数のSIMカードで容量をシェアする「容量シェア」に対応しており、1契約につき最大5枚のSIMカードを利用することができます。
別々に契約するよりもお得になるため、家族でOCNモバイルONEを使いたい場合や、1人でタブレットやサブ端末でもデータ通信を行いたい場合におすすめです。
容量シェアの方法
OCNモバイルONEの容量シェアの方法は大きく分けて次の2つがあります。
1 新規契約時に同時に申し込む
2あとから追加で申し込む
1の場合はOCNモバイルONEの申し込み時に「容量シェアSIMを追加する」という項目があるので、それを選択することで最大5枚まで一気にSIMカードを申し込めます。
2の場合はマイページから容量シェアSIM追加の手続きをすることで追加できます。
容量シェア料金
容量シェアの料金をまとめると以下の通りです。
初期費用
新規で容量シェアも同時に申し込む場合 | 初期費用0円
SIMカード手配料 394円/枚 |
|
すでにOCNモバイルONEを利用していて追加で容量シェアを申し込む場合 | データ通信専用SIM
SMS対応SIM |
初期費用1,800円/枚
SIMカード手配料394円/枚 |
音声対応SIM | 初期費用3,000円/枚
SIMカード手配料394円 |
月額料金
SIMカードタイプ | 月額料金 |
データ通信専用SIM | 400円/枚 |
SMS対応SIM | 520円/枚 |
音声対応SIM | 1,100円/枚 |
容量シェアのメリット
容量シェアのメリットは月額料金が安くなることです。とくに家族で利用する場合、別々に契約するよりも容量シェアを使ったほうがお得です。
例えば家族3人で音声対応SIMを利用する場合、3GBコースを別々に契約すると1,800円×3=5,400円の月額料金がかかります。
しかし、6GBコースでSIMカード2枚を追加し、合計3枚のSIMカードでシェアするようにすれば、2,150円+1,100円×2 = 4,350円になり、月額1,050円もお得になります。
容量シェアの4つの注意点
データ容量を使い切るとシェアしている全員が速度制限にかかる
OCNモバイルONEでは専用アプリ「OCNモバイルONEアプリ」を使うことで、シェアしている全員の利用状況を把握できます。こまめに利用状況を確認して、速度制限にかからないように気を付けましょう。
OCNモバイルONEには20GBや30GBといった大容量プランもあるので、速度制限にかかるのが心配なら大容量プランを申し込みましょう。
MNPを利用して乗り換える場合は名義をまとめておく必要がある
容量シェアで追加するSIMカードもMNPに対応しており、大手キャリアや他の格安SIMで使っていた電話番号をそのまま引き継ぐことができます。
ただし、MNPを利用する場合は名義を変更しないといけないケースがあります。
家族全員で他社からOCNモバイルONEに一斉に乗り換える場合は、乗り換え元であらかじめ名義を1つにまとめておかないといけません。
また、すでにOCNモバイルONEを利用している家族がいて、そこにSIMカードを追加してMNPで乗り換える場合は、OCNモバイルONEを利用している人の名義に変更してからMNPを利用する必要があります。
いずれにせよ、OCNモバイルONEに乗り換えてから名義を変更することはできません。名義が異なると容量シェアを利用して乗り換えることができないので気を付けましょう。
すでにOCNモバイルONEを利用している場合はまとめることができない
すでにOCNモバイルONEを別の名義で利用している場合は、名義をまとめることができません。
音声対応SIMの場合は解約時に違約金がかかる
OCNモバイルONEの音声対応SIMには半年間の最低利用期間が設定されており、最低利用期間中に解約すると8,000円の違約金がかかります。
これは容量シェアで追加したSIMカードについても同様です。
追加してから半年以内に解約すると違約金が発生するので気を付けましょう。
まとめ
OCNモバイルONEは最大5枚のSIMカードで容量をシェアすることができます。別々に契約するよりも料金がお得になるので、とくに家族全員で格安SIMを利用したい場合におすすめです。
MNPを利用して電話番号を引継ぐこともできますが、その場合は名義を1つにまとめておく必要があります。OCNモバイルONEに乗り換えてから名義を変更する、といったことはできないので、乗り換える際には事前に名義を確認しておきましょう。