ソフトバンクが展開しているY!mobileと、ツタヤのスマホであるTONE。
TONEは対象とする利用者層がある程度絞られていて、Y!mobileは誰でも使いやすい万人向けの選択肢です。
どちらかを契約しようと考えている方は、それぞれのサービス内容、メリット・デメリットを踏まえつつチェックしてみましょう。
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Y!mobileの3つのメリット
TONEのメリットの前に、まずワイモバイルのメリットをチェックしてみましょう。
Ymobileは、TONEに比べて幅広い年齢層に勧めやすい格安SIMですね。月額料金は圧倒的にTONEの方が安く抑えられますが、ワイモバイルは料金に差がある分サービスの充実度が高いです。
IP電話ではない通常の電話で10分や無制限のかけ放題が使える
TONEはIP電話での通話が基本の格安SIMです。IP電話には、通話の品質がイマイチで遅延があったり音声が乱れたりする弱点があります。
しかしYmobileなら、通常の音声通話で10分かけ放題が利用できます。またオプションで、通常音声通話のかけ放題も利用可能です。
つまり音声通話においては、TONEよりワイモバイルの方が有利と言えるでしょう。
通信速度は圧倒的にY!mobileが有利
TONEは500~600kbpsで通信できる仕様の格安SIMです。つまり、動画や音楽を高画質・高音質で再生する際は読み込みに時間がかかってしまうこともあります。
一方ワイモバイルは、常時キャリアと変わらないような高速通信を行えます。ソフトバンクが直々に展開している格安SIMなので、通信速度の安定性では圧倒的にYmobileが有利ですね。
ワイモバイルなら、いつでも動画も音楽も快適に利用できます。アプリのダウンロードなど、通信速度が重要な局面で困ることはないでしょう。
TONEより対応店舗が多く、サポート面でも有利
TONEも対応するツタヤでサポートを受けられますが、対応店舗の数は限られています。
Ymobileなら日本全国の街中にY!mobileショップがあるので、サポートを受けられず困ることはなかなかないでしょう。
TONEの2つのメリット
続いて、TONEの方が有利となるポイントをチェックしていきましょう。
TONEは格安SIMの中でも変わった存在で、他の格安SIMでは得られないメリットもあります。
専用端末がセットになっている
TONEは、専用端末である「TONE」と「TONEモバイル」の格安SIMがセットになったサービスです。専用端末はTONE向けにカスタマイズされていて、快適に利用できます。
ただしこれにはデメリットもあり、例えば端末セットでなければ契約を行えなかったり、iPhoneなど他の端末での利用は想定されていなかったりすることに注意が必要となりますね。
子供の見守り機能が標準で使える
TONEはスマホ初心者向けのサービスが多く、例えば子供の見守り機能がついています。
子供に初めてスマホを持たせるにあたり、防犯や利用状況の確認など行うべきことは色々ありますよね。
TONEなら標準で入っているアプリを使い子供の利用を制限できるなど、見守り系の機能がたくさん提供されています。
TONEとYmobileならどちらを契約するべき?
最後に、TONEとY!mobileで迷っている人のためにどちらを選ぶべきかまとめます。
通話重視なら断然Y!mobile、速度面でも有利
TONEの通話はIP電話、オプションで通常の電話回線を使った音声通話もできるもののオプション料金が953円と高額です。
通話を重視する人は、断然Y!mobileを選ぶべきでしょう。
また通信速度も、TONEの500~600kbpsとワイモバイルの高速通信は快適さに圧倒的な違いがあります。
子供やお年寄りに持たせるならTONEも検討しよう
TONEは、子供やお年寄りなどあまりスマホを使ったことがない人におすすめの選択肢です。
主に家族との連絡などがメイン、たまにスマホの機能を使って楽しみたいくらいなら、TONEモバイルを検討してみても良いでしょう。
なおTONEでセット購入できる端末は、TONE m15とTONE m17のどちらもスペック的には抑えられています。
快適に端末を活用したい場合は、Y!mobileでiPhoneなどを購入した方が良いでしょう。
まとめ
TONEに比べてY!mobileは自由度が高く、快適さという点でも有利です。
ただしTONEは端末代を一括で支払ってしまえば、あとは月額1,000円(税抜)から利用できるため非常に安価ですね。
基本的には迷ったら快適性重視のYmobile、子供やお年寄りに持たせるならTONEを選ぶのが良いでしょう。